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この3年間で女性の「一人外食」は延べ回数が14.2%の増加 うち、働く女性では31.1%の大幅増加
2019.12.17
<要約>
POINT1. 女性の「一人外食」延べ回数はこの3年間で14.2%増加
・2018年度(2018年4月~2019年3月)の女性・一人での延べ外食回数(5135万回)は前年度比+9.1%と推計された。
・2015年度から3カ年での推移では、40代:シェア18.9%→20.6%、50代:シェア14.4%→15.6%とシェアが増加。女性全体の一人外食延べ回数も2015年度→2018年度で14.2%の増加。
POINT2. 女性就業者による「一人外食」の伸び率は、対2015年度比31.1%の増加
・女性全体の延べ外食回数は横ばいの中、女性就業者の延べ「一人外食」回数は対2015年度比31.1%の増加。
・2018年度の女性就業者数は、対2015年度比で12.9%増加。女性就業人口の増加率よりも、女性就業者による「一人外食」の伸び率が上回っている。
POINT3. 3年間の推移で、“一人バー”は+47.7%、“一人中華”は+41.7%、“一人焼肉”は+37.2%
・2018年度の女性就業者の「一人外食」で「飲酒あり」は延べ425万回(対2015年度比+41.8%)、「飲酒なし」は延べ2667万回(対2015年度比+29.6%)。
・外食回数が増加傾向にある業態は、「バー、バル、ビアホール等」(対2015年度比+47.7%)、「中華料理店」(同+41.7%)、「焼肉、ステーキ等」(同+37.2%)。
1. 女性の「一人外食」回数
●3圏域計における2018年4月~2019年3月の年間の女性・一人での延べ外食回数は前年度比+9.1%(5135万回)と推計された。
●2015年度から2018年度までの推移を見ると、40代:2015年度848万回(構成比18.9%)→2018年度1056万回(同20.6%)、50代:2015年度649万回(構成比14.4%)→2018年度801万回(同15.6%)の延べ回数・シェアの増加が目立つ。
●女性の「一人外食」全体も2015年度→2018年度で14.2%の増加。
■女性の「一人外食」の延べ回数の推移<推計値(万回)>
●【女性の一人外食】延べ外食回数(万回)の推移
●【女性の一人外食】各年を100%とした構成比(%)の推移
●【女性の一人外食】対2015年度比の推移
※対2015年度比は、延べ外食回数(万回)の小数点以下の数値も用いて算出しており、表中の数値を用いて計算すると合致しない場合がある。
2. 女性の就業者数の伸び率と女性の「一人外食」の伸び率
●女性全体の延べ外食回数は2015年度(延べ6億7937万回)→2018年度(延べ6億8059万回)で横ばいと推計された。
●女性のうち、2018年度の就業者数は、対2015年度比で12.9%増加。また、女性の延べ「一人外食」回数は、対2015年度比+14.2%、女性就業者の延べ「一人外食」回数は対2015年度比+31.1%であった。
●就業人口の増加率よりも、就業者による「一人外食」の伸び率が上回っている。
■女性の就業者数と女性「一人外食」の延べ回数の対2015年度比の推移
(2015年度を基準に増減率を%で表示)
*1 各年度の基準人口(女性20~69歳、対象市エリア居住)に対し、アンケート結果から就業者の割合を乗じて算出
就業者:職業が「公務員」「経営者・役員」「会社員」「自由業」「自営業」のいずれかの人
※対2015年度比は、延べ外食回数(万回)の小数点以下の数値も用いて算出しており、表中の数値を用いて計算すると合致しない場合がある。
3. 女性の職業と「一人外食」における飲酒の有無
●2018年度の女性就業者の「一人外食」の延べ回数の内訳で「飲酒あり」は延べ425万回(対2015年度比+41.8%)、「飲酒なし」は延べ2667万回(対2015年度比+29.6%)と推計された。
●延べ回数では「飲酒なし」のシェアが圧倒的に大きいが、伸び率だけで見ると「飲酒あり」の方が大きい。女性の外食市場では、就業率の上昇が見られる中、その増加率以上に「一人外食」の機会が増えており、その中身は食事が中心ではあるものの、「一人飲み」も増加している。
■女性の「一人外食」における、職業と飲酒有無別の外食回数の推移<推計値(万回)>
●【女性の一人外食】延べ外食回数(万回)の推移
●【女性の一人外食】対2015年度比の推移
※就業者:職業が「公務員」「経営者・役員」「会社員」「自由業」「自営業」のいずれかの人
※対2015年度比は、延べ外食回数(万回)の小数点以下の数値も用いて算出しており、表中の数値を用いて計算すると合致しない場合がある。
4. 女性の「一人外食」で利用される業態
●女性の「一人外食」において、シェアの高い業態は「ラーメン・そば等」(16.9%)、「ファストフード」(12.5%)、「喫茶店・カフェ」(11.0%)、「ファミレス、回転すし等」(11.0%)であり、この4業態で過半数を占めている。
●女性の「一人外食」において、外食回数が増加傾向にある業態は、「バー、バル、ビアホール等」(対2015年度比+47.7%)、「中華料理店」(同+41.7%)、「焼肉、ステーキ等」(同+37.2%)、「ファミレス、回転すし等」(同+31.2%)、「牛丼、カレー等、一品もの」(同+28.2%)、「居酒屋」(同+26.9%)などであった。
※シェアが1%以上の業態を分析対象とした。
■女性の「一人外食」で利用されている業態<延べ外食回数・推計値(万回)>
※業態名の調査票上での正式名は、P2調査概要を参照のこと
※対2015年度比は、延べ外食回数(万回)の小数点以下の数値も用いて算出しており、表中の数値を用いて計算すると合致しない場合がある。
調査概要/詳細はプレスリリースをご確認ください
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