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外食や買い物など外出への意欲高まる、博報堂調べ

2020.05.29

毎月、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化して結果を「来月の消費予報」として発表している株式会社博報堂のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、6月の消費の先行きに関する調査を発表。コロナ禍による外出自粛の反動などにより、6月の消費意欲指数は過去5年で最高値となった。以下、プレスリリースより抜粋

 

コロナ禍による外出自粛の反動などにより、消費意欲指数は、6月としては過去5年で最高値

 


出典:博報堂報室資料より

 

①自粛の反動でコロナ禍に関連する消費にネガティブな回答が減少

例年6月は大型連休後で消費意欲指数はあまり伸びませんが、今年は前月比・前年比とも伸び、6月としては過去5年で最高値となりました。
特に、性別では女性、年代別では30代が前月・前年と比べ、高い伸びをみせています。

消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、コロナ禍に関連する消費にネガティブな回答が多いものの、前月からは減少(20年5月560件→20年6月417件)。特に、コロナ禍で「外出できない・自粛、買い物できない」(同5月219件→6月132件)「意欲・気持ちが低下する」(同5月127件→6月57件)という回答の減少が目立ちました。

逆に、消費にポジティブな回答は増加(同5月72件→6月187件)。具体的な声としては、「自粛の反動で外出・買い物がしたい/できていない消費をしたい」(同5月44件→6月107件)などが増加。「6月は外出規制が緩和している頃」(同5月9件→6月40件)という期待感もみられます。6月は長引く自粛の反動や緩和への期待により、外出や買い物への意欲が例年以上に高まりそうです。

 

6月に特に買いたいモノ・利用したいサービスは?


出典:博報堂報室資料より

 

②「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人も6月の最高値

「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合も、前月比+8.8ポイントの31.3%で6月としての最高値を記録。
「外食」「レジャー」「旅行」「理美容」「ファッション」など、外出関連を中心に全16カテゴリー中、前月比では10テゴリー、前年比では7カテゴリーが20件以上増えています。

 

③「収入・仕事減」「意欲減退が定着」といった抑制的な声もみられる

コロナ禍に関連する消費にネガティブな回答が減少する一方、「コロナで収入・仕事減」(5月51件→6月76件)、「コロナ禍の影響で消費意欲の減退が定着/消費しないことに慣れた/消費の必要がない」(5月14件→6月45件)などの意見が増加しています。仕事や収入面の不安、消費意欲減退の定着、といった抑制的な声にも今後注視が必要となりそうです。
プレスリリースはこちらから

 

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