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店舗専門の不動産会社が行う「内見」とは!?その一部を公開!



飲食店オーナー様にとって、「物件」を決めることは、大きな期待と共に、不安も伴うことと思います。
物件を決める前段での「内見」は、飲食店オーナー様の出店の意思決定を左右する、非常に重要なポイントです。

私たちは、物件の詳細をお伝えするために

①物件情報をまとめた「専用シート」の内容把握(約100項目)
②駅ごとの特徴をまとめた「駅別エリアシート」の作成・情報更新・内容把握(約60項目)
立地特性を調査するエリアパトロール
エリアの繁盛店を調査する飲食店パトロール

と、これらの活動を定期的に、徹底的に行うことで、物件の立地、ガス・水道・電気などの設備スペックや、曜日別・時間別の店舗前通行量、周辺企業とその従業員数、周辺の繁盛飲食店の場所・集客率など、「街」「物件」「飲食店」の情報を、すべて網羅した状態になっています。

しかも、同じ業種・業態だとしても、当然、エリアや物件の状態により異なります。
店舗物件は、一つとして「同じモノ」がありませんので、一物件一物件に対し、これらの活動を徹底的に行います。

では、実際の「内見」では、営業担当と飲食店オーナー様との会話は、どのような内容になるのか?
その会話の一部をご紹介します。

ーーこのエリアの客層は?
ビジネスマンが多いです。大手企業でいうと、物件の左隣に大手下着メーカーさんが入居してます。
道を一本入ると、問屋などの中小企業の事務所が多くあり、ランチもディナーも需要があります。また、夜は宴会目的で利用する方が多いです。
この通りの向こう側にビジネスホテルが4~5つあって浅草方面へ行く外国人観光客も来ることもあります。

ーー物件は駅近でいいが、2階なので集客が不安
2階ですが、店舗の前面に大きく看板を出すことができます。
通りの反対側から見えるくらい、大きく看板が出せるので、店の視認は確保できます。
他にも、袖看板と階段横に看板も出すことができます。
同じ通りの2階物件と見比べても、看板が大きく取れている方であると言えます。

ーー中華料理の出店希望だが、設備は問題ないか?
ガスが10号なので、本格的な中華料理店だと、弱い部分はあります。
ただ、電灯と動力が100Aなので、電気調理で賄うことも可能です。
設備会社同席のもと、確認すれば詳しくわかりますが、この物件で出店したいとなれば、電気調理か、一部メニューを変更するなどの、対応が必要になる可能性があります。

ーーこのエリアの飲食店の特徴は?繁盛店は?
特徴は、客単価を低く設定している店が多いことです。
周辺の店の食べログや看板に書いてるメニューを見ると、一品一品を安く提供している店がほとんどで、以前にこの物件で居酒屋を運営していたテナントさんも、客単価はランチ800円、ディナー3,000円程だったと聞いています。
このエリアの繁盛店ですが、ここから更に2~3分ほど駅から離れたところにある「○○屋(居酒屋)」はかなり繁盛しています。
特に夜はすごいです。先週の水曜日の20時頃、その居酒屋の前を通りましたが、ほぼ満席でした。

ーービジネスマンが多いと聞いたが、土日は集客できないのか?
できないわけではありません。観光客や近隣に住む方が利用することもあります。
ただ、やはり周りの飲食店も含めて、平日のランチやディナーが集客のメインになっているようです。
平日の夜でも、深夜に差し掛かるような遅い時間は営業していない店の方が多いです。

気になる部分は、ご自身の目で見て確かめると納得性が高いので、調査される方が多いです。

今回ご紹介したのは、内見の様子のほんの一部ですが、実際の内見もこのように「全ての情報」を把握した形でご案内しています。
私たちの想いは「安心・安全に、物件をお貸しすること!」その一点です。

内見でお会いした際には、何でも聞いてください。

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「俺の街」「私の街」を創るための第一歩です。
私たちは、繁盛店を中心に「飲食店の研究」もしています!


 



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