活動・飲食ニュース

第十回:コロナ禍の影響による「駅別飲食店、今の状況は?」

1ヶ月ぶりのエリアパトロールの報告です。各駅の各店舗毎の入店率が確認できます。

実施日時:8月25日(火)18時30分~22時(晴)

 

1)吉祥寺駅



エリア:北口、南口
時 間:18:30~20:00

駅改札はJR・井の頭線ともにオフィスワーカー・住人・学生など幅広い層で賑わっていたが、従来の平日の6割程の印象。
また、街を練り歩く中でUber Eatsの人間が数多く見受けられた。また北口・南口ともにテナント募集の貼紙が6月時よりも更に増えていた。

■南口
空中階のチェーン系飲食店はどこも1割、ノーゲスといった集客状況。
路面店の繁盛店で何とか5割前後集客出来ている程度。

■中道通り
吉祥寺ー三鷹駅間の生活導線ということもあり人通りは多い。(特に住人や学生)
飲食店はどこもガラガラで平常時繁盛していた店も3割以下の集客状況。
テイクアウトを行っている店も多かったが売れ行きは良くない模様。

■ハモニカ横丁
北口・南口を通して1番活気はあったが、繁盛店とそうでない店の二極化が顕著。
コパンダやスパ吉は満席。

■北口(サンロード・ダイヤ街)
通行量は非常に多いが、飲食店の入りは少なく立ち上がりも悪い。
サンロード・ダイヤ街の物販や薬局などの人入りは非常に多かったが、飲食目的の層はかなり少なくなっている印象。

集客状況は以下の通りです。

・コパンダ(ハモニカ) :満席
・スパ吉(ハモニカ) :満席
・TETCHAN(ハモニカ) :1割
・肉寿司(ビックカメラ裏) :1割
・ダンダダン酒場(ビックカメラ裏) :1割
・スターバックス(北口ロータリー) :7割
・一圓(中道通り) :1割
・やっぱりステーキ:満席、並びあり
・ELMO:3割
・武蔵家:1割
・ほていちゃん(南口バス通り) :6割
・けむり(南口バス通り):4割

 

2)三鷹駅



エリア:飲食店が集中する中央通り~さくら通り(南口側)、中町新道~三鷹通り(南口側)
時 間:18:30~20:00

■通行量、通行人属性
主な通行人属性は、ビジネスマン・主婦。早い時間には学生も多く見られた。
メイン通り以外は、人通りはかなり疎らになっている。北口側は帰宅導線での利用がほとんどで、南口側の方がやや飲食目的の人通りは多く感じられた。
住宅立地ということもあり駅周りの人通りは平常通り多い。遅い時間になればなるほど平常時より減っていく様子。

■店舗の客入り状況
北口は駅周辺の小箱の居酒屋・定食屋が比較的客入り多めだったが、北口全体としては、客入り2-3割が多い。
南口側は、飲食店の集中する中央通りには客入り50%以上が数店見られた。ただ、メインの商圏から少し外れると、人通り客入り共に大きく減っていた。
全体的に、遅い時間は人通り客入り共にやや減っており、様々な業態での好稼働が見られるものの、その母数は平常時より少なく、特に遅い時間ほど平常時の2-3割減といった状況。
また、比較的滞在時間の少ない定食、ラーメン、牛丼チェーン、立呑屋等の業態の客入りが目立っており、意識的に大箱の居酒屋等は避けられている印象が強かった。

主な繁盛店は以下になります。

・ふじ乃/焼き鳥居酒屋、満席率:70%、客層:ビジネスマン
・ステーキ屋 松/ステーキ、満席率:70%、客層:学生、カップル、ビジネスマン
・男の晩ご飯/定食屋、満席率:80%、客層:地元客、カップル
・ふく屋/とんかつ、満席率:80%、客層:ビジネスマン、若年層
・せい家/ラーメン、満席率:90%、客層:カップル、ビジネスマン
・すず鬼/ラーメン、満席率/100% 並びあり、客層:カップル、ビジネスマン
・大島酒場/立呑屋、満席率80%

 

3)中野坂上駅



エリア:山手通り、青梅街道周辺
時 間:18:30~20:00

■山手通り
人通りに関しては、東中野方面よりも西新宿五丁目方面に向かう人ばかりで、飲食店が少なく住宅が多いため帰宅する人ばかりで幅広い年齢層の人が見受けられました。
モスバーガー 1割ほど、麺や天鳳 2割ほど、なかむら 2割ほど、Giotto 5割ほど、イルキャンティ 1割ほど、ブルズ亭 2割ほど

■青梅街道
人通りは新中野方面に帰宅する人と、
西新宿方面に帰宅していく人がほとんどで、時間帯的にオリンピックやライフなどのスーパーに入っていくビジネスマンやOLが多く見受けられました。
目利きの銀次 2割ほど、Ginsai ノーゲス状態、手しおごはん 玄 6割ほど、じゃんだら 2割ほど、CoCo壱番屋 1割ほど、青山一品 3割ほど、大竹餃子 2割ほど、すき家 4割ほど、魚の平田屋 満席状態、やきとん なべ屋 満席状態、バーガーキング  3割ほど、らあめん花月 4割ほど、松屋 7割ほど、中華食堂 源屋 1割ほど、松のや 5割ほど

 

4)阿佐ヶ谷駅



エリア:川端通り、スターロード、一番街エリア
時 間:18:30~20:00

まず駅前の人通りに関しては平時と大きく変わらなかったが、エコバックを持った主婦層が多く見える。

■パールセンター商店街
人通りに関しては平時と全く大差無いと感じる。
視察時間が早かった影響もあると思うが、飲食店よりもテイクアウト業態に軍配が上がっている印象。
居酒屋業態よりも食事メインの業態が多い商店街だが、ミート屋様やらぁ麺いしばし様等を中心に繁盛していた。

■川端通りエリア
時間が早いこともあり、人通りは平時より少し少ない印象。
一部店舗は休業しているが、杉玉様、海鮮食楽部様等は繁盛している。

■スターロードエリア
人通りは普段と大きく変わらないが、客層が少し変化しており、グループ客が少なくなっており、2名以下の客が中心。
こめちゃん様、四文屋様等、繁盛しているお店はあるものの、ノーゲスの店舗が少し目立ち、総じて少し元気が無くなっている様に見える。

■一番街エリア
平時の6割程度の人通り。バー業態が多いエリアであり、22時閉店の影響が色濃く見える。
餃子の王将様、マクドナルド様、サトーブリアン様は相変わらず繁盛している。
コロナ禍の影響が少ないと言われる住宅エリアであるが、隣駅の高円寺に比べると年齢層が高いこと、ファミリー層が多いことにより、飲食店の繁盛具合で見ると開きがあるように見える。

 

5)高円寺駅



エリア:南口(パル商店街~高架下~エトアール通り)/北口(純情商店街~中通り商店街)
時 間:18:30~20:00

パル商店街は6月と比較するとファミリー層と学生をメインに人通りもだいぶ戻ってきており、「ダイソー」や「ヴィレッジヴァンガード」、各アパレル店などの物販店を中心に賑わいを見せていました。在宅によるペット需要の高さから、「COO&RIKU」も店内に多くの人が入っていました。

飲食店では「海鮮三崎港」が7~8割ほどの客入りで、他は0~3割程の客入り。
パル商店街南側のエトアール商店街では人通りはあるものの、殆どの飲食店が0~2割程の客入りで繁盛店は見付けられず。
高架下は「ゆう月」「とんきち」「BALITORA」が満席でその他も5割以上の客入りでしたが、営業していないテナントもいくつかあり以前よりも寂しくなった印象。

北口は純情商店街~中通り商店街を中心に視察。
中通り商店街ではサラリーマンと学生を中心に人通りが多く、テナント毎の差は大きいものの「ひまわり」「抱瓶」「七福神」「幸寿司」「四文屋」「たまには焼肉」「かぶり」「博多や」など多数の繁盛店がありました。純情商店街付近では「晩杯屋」と「大将」が満席。他の50席前後の大型のテナントの空席が目立つ中、「大将」は満席と根強い人気が伺えました。
南口、北口共に飲食店で人気のある業態は「低価格居酒屋」「焼肉」「寿司」に集中していました。

 

6)大久保駅・新大久保駅



エリア:駅周辺
時 間:18:30~20:00

大久保・新大久保の現在の人通り、路面・空中階の飲食店客入り状態の確認と把握

■新大久保(18時30分~19時10分)
大久保通り沿いは新大久保駅より東新宿駅にかけて若年層(学生)の通行がほとんどで、コロナ以前の昼間の通行量と比べても変わりの無い程。また、大久保通りより歌舞伎町に向かう通りにも通行があった。
繁盛店はサムギョプサル【でじや】や【でじにらんど】を中心にダイニングバーの【manito fried chicken】等の韓国料理が繁盛。
客属性として、若年層の女性が多く、テイクアウト待ちの店前客も多く見られる。

■大久保(19時10分~20時00分)
大久保通り沿いは新大久保と比べて、学生の通行が少なく、会社帰りのサラリーマンが多くなっている。
また、外国人も多く見受けられ、大久保駅より下車している外国人が多い。
総武線線路下(大久保から新宿方面)の居酒屋・アジア料理店が並ぶ導線に飲食店を探す通行人も多い。
20時になると人通りが減り、閉店する店舗も多い。
新大久保方面程ではないが、やはりサムギョプサル店【味ちゃん】や【デリカオンドル】など韓国料理店を中心に繁盛している。
しかし、大半の店舗が2-3割程度の客入り。

 

7)日暮里駅



エリア:日暮里駅東側
時 間:19:00~20:30

駅出口周辺: 帰宅する(した)ビジネス関係が多い。周遊しているのは2、3人のグループ。

■周辺状況
・日暮里中央通り: 物販店が多いも閉店済。焼肉店は客無し。定食屋は2割
・あやめ通り: 尾久橋通りに当たる前の、比較的店舗の多い通り。
・尾久橋通り: この通りを渡って帰宅する人が多く、店舗は少ない

■繁盛店
・麺屋ふじ田:ラーメン、カウンター7割、地元客
・馬賊:中華、8割、ビジネス7:地元3
・窯MARU:バル、30代以上のビジネス関係の方が多く7割
・京の華:中華、タワーマンション1階7割、地元客
・笑元:焼き鳥、タワーマンション近くの路面1階、8割、地元8:ビジネス2
・焼肉山田屋:タワーマンション直結商業ビル3階、地元9割(女性客比率高い)
・鳥貴族:居酒屋2階、JR線沿い、9割、確認出来た範囲は10割地元

■総評
改札の出入りは多いも、駅からデッキ直結で帰れるタワーマンションが3棟あり路面店舗には影響があると思われます。一般的には給料日が多いと推測しますが、入店7割以上の店舗は限定的でした。22時閉店を入口に掲示している店舗は3割。駅直結マンションの特異性を鑑みても、コロナの影響は少なからずある様です。

 

8)御徒町駅



エリア:北口、南口周辺
時 間:19:00~20:30

■御徒町駅北口
駅改札を出てすぐのアメ横の入り口及び御徒町駅前通り周辺の人通りですが、前回7月1日にエリアPを実施した時よりは人の数が増えておりましたが、やはり元々が観光客の往来もかなりの数を占めていたのを考えるとコロナ前よりは6割程度と思われます。
またアメ横と上中通りの人通りですが、アメ横はコロナ前の半分程度、上中通りは3割程度と思われるほど人が少なく、その結果活気もあまり感じられませんでした。
その中でも賑わっている飲食店が多数ありました。

■アメ横ガード下飲食街
大衆酒場は賑わっており、「大統領」周辺の下記の店はどこも満席でした。
・大統領、五の五、かのや、珍々軒、ほていちゃん、浜ちゃん、炭楽
上記以外では御徒町駅前通りのラーメン店「鴨と葱」、北口を出て一本裏手の通りにある「中華珍満」は待ち客も出ていて目立ったお店でした。

■アメ横及び上中通りの繁盛店
どこの店も2~3割程度、よくても5割程の集客の中、「焼肉ライク」が満席且つ店前に5名の待ち客がいるような状況でした。
またいつもランチ時には待ち客が出ている「とんかつ山家」は待ち客こそなかったが、店内は満席でした。

■南口周辺
北口に比べると半分程度の人通りで周辺の飲食店も苦戦しているように見えました。
南口を出てすぐのラーメン横丁内の「中本」はよく店外に待ち客が出ていることが多いが本日は店内7割程度の集客でした。
また南口から北口に向かうJR高架下の店舗では一家ダイニングが2店舗並んで出店している「博多劇場」と「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」が6割程度の集客で比較的賑わっていました。
総じて人通りはピーク時に比べるとまだまだ戻っていないが、少しずつ人通りも増えていると感じました。

 

9)茗荷谷駅



時 間:19:00~20:00

まず前提として、茗荷谷駅は丸ノ内線の駅で池袋から二駅目。乗降客数は約7.8万人。
駅目の前には春日通りが通っており、オフィスビルやマンションが立ち並ぶ。駅周辺にはマクドナルドや松屋などチェーン飲食店が出店しているが、300m以内の合計の飲食店数は約70軒(護国寺・江戸川橋周辺含む)と少ない。
春日通沿いで駅2分の場所に中央大学のキャンパスが建築中。時間も関係あってか、学生と思わしき集団などは少ない。

以下、飲食店の客入り状況。

・マクドナルド 6割程度
・いきなりステーキ 閉店
・日高屋 7割程度。若い男性が多い
・文蔵 3割程度?比較的年齢層高め。
・ラーメンきなり屋 3人(2割)暇そう
・丼太郎 2人 暇そうで片付けもしながら。ただ、駅までの導線上の角地と、立地は良い。
・サイゼリア キャパは大きいものの5割程度埋まっており、親子連れや熟年夫婦など、地元客が多い。
・金門飯店 5割程度の客入り。子連れや熟年夫婦など
・パルケ 12人程度の客入り。カフェ利用と思わしき人と、バルとしての利用が別れていた。
・王将 駅前立地。12人中4人程度の客入りとテイクアウト3人。生活導線上もあって、テイクアウト多そう。
・加賀廣 5割程度。サラリーマンのグループ客などで会話が盛り上がっており、賑わってるように外まで聞こえる。

 

10)十条駅



時 間:19:00~20:30

■十条銀座
やきとりスタンド:満席、から揚げの天才:テイクアウト列あり

■十条中通り
碁えん:6割

■富士見銀座
山河:8割、源:7割

■プチロード
斎藤:6割、串八珍:8割、晩杯屋:9割、や台すし:8割

■十条中央商店街
馬ござる:ほぼ満席

人通りの特徴として、サラリーマンや学生の帰宅路線として商店街の通路を使用し、物産展など八百屋などを利用する人が多数見受けられました。

一方、繁盛していた飲食店の客層は8割がサラリーマンであり、立ち飲み屋など大衆系の居酒屋が繁盛していた。(やきとりスタンド、晩杯屋、馬ござる)
十条銀座を越えると富士見商店街があるが19時ごろにはほとんどシャッターが閉まっている状況。ただ、手前にある焼肉屋の三河、大衆居酒屋の源には客が入っており繁盛している店舗が見受けられました。テイクアウト業態として、から揚げの天才に列ができており、住民の利用が見受けられたました。

 

11)川口駅



エリア:川口駅東口方面
時 間:18:30~20:00

■通行量
駅からの流れは、東口へ8割、西口に2割という状況。東口方面へ進む方はバス利用者が多数で帰宅を目的とした方がほとんどでした。全体的に足が早く飲食を目的としているビジネスマンの方はあまり見受けられず、通りに入ると歩いているかたはラフな格好をした、周辺住民や主婦と思われる方が多い印象を受けました。西口に向かう方も同様に帰宅目的がほとんどで、少数ですが開放されている広場で、食事をしているビジネスマンの集まりやカップルなどがおりました。

■飲食店客入り状況
・たぬき(満席)、やきとり太郎(8割)、東京餃子軒(5割)、yunrinbo(5割)、とさか(5割)、武蔵屋(5割)、まるさん(3割)、日高屋(3割)、CoCo壱(2割)、はなまるうどん(2割)

平均すると3割程度の客入り状況でしたが、地元客、ビジネスマン共に集客できている
店舗は満席の店舗もあり賑わっている様子でした。通行客の導線をみても飲食店を利用目的は少なく感じましたが、ノーゲストの店舗はほとんど見受けられいところをみると、一定の集客はできている様子でした。火曜日ということを考えると地元客が中心でしたが、飲食店需要は高い駅だと感じました。

 

12)初台駅



エリア:北口、南口周辺
時 間:19:00~20:30

■北口
武一:3割、牛角:3割、桔梗:8割、てんてんてん:3割、我夢者羅:2割、丸亀製麺:2割、だん家:2割、文蔵:4割、HUB:3割、源ちゃん:4割

■南口
日乃屋カレー:4組、松屋:3組、陳麻家:ノーゲス、鳥八3組、えん:ノーゲス、ガイア:2組、moga:4割、琥珀:7割、魚音:4割、こもれび:4割、イナホノシズク:8割、れんげ食堂:3割、代々木商店:3割、餃子の王将:7割、磯丸水産:1割
北口のオペラ通り、南口の初台商盛会、甲州街道をメインに人は流れ、普段より駅前の人通りが少ない印象です。飲食店の入店率は5割を超えているところは少ないですが、その中でも居酒屋、ラーメン店で8割近くの客入りがある店舗もありました。
また、オペラシティ内の飲食店は階数によって入店率に違いがあり、53階の単価が高めのところはかなり閑静としており、地下1階2階にかまえている店舗は5割近くではありますが客入りが確認できました。また貼紙の貼ってある空き店舗は確認できませんでした。

 

13)明大前駅



エリア:北側:駅周辺~甲州街道、南側:線路沿い~松原大
時 間:18:00~19:30

■南側
飲食店の数自体が少なく、通行人も帰宅してるだけのように見える。待ち合わせや、グループも見かけず、ドラッグストアやコンビニに立ち寄る程度。以前のエリアP時には休業していた鳥メロが再開していたが、1割ほどの客入り。駅前の老舗中華の栄新楼も何の貼紙もなく閉まっていて、雰囲気が暗い。京王電鉄の立体交差事業の為に空き地も多く、駅前なのに活気が無い。北口との落差が激しい。松原大山通り沿いにも飲食店はあるが、どこの客入りも良くない。繁盛店と呼べるような店は見当たらず。

■北側
明治大学が再開され、学生で賑わっている。駅前での待ち合わせや、グループが多い。同じように飲食店もグループ客が多い。以前のエリアP時と同じく、店頭に消毒液があるくらいで、殆どの店でコロナ対策らしきものを見かけない。3密を気にしてる様子は無し。満席の店は牛角ときびくらいしか見当たらないが、居酒屋には学生風の客がバランス良く入ってる。逆にサラリーマンは少ないので、単価の安い店が多い特徴がある。まだ路面の好立地物件が決まってなく、数ヶ月募集している物件もある。

■まとめ
北口のみだが、人は多く活気はあるが、学生中心。一般的なオフィス街に比べたら、半分もサラリーマンはいないように思う。
中高年向けの店は難しいと予想。他の街に比較し、圧倒的に団体客が多い。お洒落な店が少ないのも特徴の1つ。オフィス街にあるような接待向きのお店は殆ど無い。道幅が狭く、こまごました狭い商圏なので、各地で流行りの店外や歩道等にテラス席を設置している店がない。また、ウーバーイーツの稼働率が非常に高く感じた。特にマクドナルドが高く、多い時は5台の自転車が集まっていた。前回のエリアP時より明らかに増えていた。街の規模で考えてると、相当数の配達員が走り回っている。逆に南側ではウーバーイーツは1台も見かけない。今の状態では、外食は控え、家で食べたい物を頼む人が相当数いるものと考えられる。

 

14)麻布十番駅



エリア:麻布十番商店街、パティオ通り周辺
時 間:20:00~21:30

前回確認した6月と比較して特徴的な事は主導線の2つの通りにも関わらず人通りがまばらであった事、歩いている人の大半は仕事帰りのビジネスマンやOLもいますが、ラフな格好をした地域住人が目立っていました。普段繁盛している飲食店でも大半が数組程度の集客状況です。今回のエリアPで満席だったのは2店舗のみでした。

飲食している人の大半は20代後半から40代、50代までと比較的落ち着いた格好の人が多く、組合せとしては、カップルや女性2人組、女性3人組、男性の2、3人組といった組み合わせが多い印象です。外国人は数組程度いました。

以下、各通り別の客入り状況です

①麻布十番商店街
仙台辺見5組/オスローカフェ4割/五右衛門4組/牛べえ3組/おにまる4組/上島珈琲3割/麻布珈琲2組/スタバ3組/あべちゃん7割/阿夫利2組/すぱじろう3組/焼肉一番舘2組/よっちゃんノーゲスト/シンガポールバクテー1組/魚可津4組/eat2組/山半3組/タッカンマリ大学2組/ブラッセリ-トモ1組/ふたご2組/喜久屋満席/七尾1組/元祖タッカンマリ専門店8割/BULLS2組/うしのくら3組/このじ2組/NICO FIVE2組/すぎ乃1組/KONA4組/グリーンブラザース5組/新鮮ホルモンランボー満席/焼肉おくむら3組/酒場369 9割

②パティオ通り周辺
いとはん2組/あじと別館3組/鳥貴族4組/ファンタジスタデュオ ノーゲスト/叙々苑2割/十番スタンド2割/156 2割/とりビア4割//山忠7割/やきとん麻布ふじ鶏本店6割/串揚げあげあげ3組/魚貝2組/ビストロあわ7割/ラ▪ボエム5組/やきとりフルコース2組/十番右京2組/京まる寿司2組/佐田十郎3割/JAPA SOBA HANAKO5割/博多ほたる4組/ナノハナ麻布十番3組

 

15)三軒茶屋駅



時 間:18:30~20:30

三軒茶屋エリアは、全体的に人通りはコロナ前と変わりません。
全体的にチェーン店は客の入りが良くなく、三軒茶屋でドミナントしている企業や老舗は客入りが良かったです。
また、目的型エリアの飲食店は客入りが良い傾向にありました。
業態的には客単価3000円~4000円ホルモン、焼鳥等大衆系業態が客入りが良かったです。
下記は18時30分から20時30分のメイン通りエリアの飲食店の客入り状況です。

■栄通り
人通りはコロナ前とあまり変わらない。帰宅者が多く、飲食店の入りは全体的に少なく、繁盛店ですら2割ほどの埋まり。
磯丸水産66席→1割、もつ焼きセンター73席→1割、ラーメンたいぞう13席→2割、居酒屋、炙35席→2割、イナセヤ魚キッチン26席→2割、れんげ食堂→2割、にくにくシグル55席→2割

■246、世田谷通り、三角地帯付近
人通りは多く、コロナ前と変わらない。三角地帯について、緊急事態宣言解除直後は休業している店は無かったが、いまは2割ほど休業している。客入りが最も多いエリアだった。
日高屋40席→6割、てんや→5割、いきなりステーキ26席→4割、ラーメン大塚家→満席、わらい44席→満席、ほしぐみ40席→満席、ほしぐみフライドチキン38席→満席、ジンギスカン洋々10席満席、陳麻家14席→8割、鉄板ぷくいち34席→満席、温野菜72席→3割、串カツ田中46席→3割

■茶沢通り
人通りはコロナ前と変わらない。帰宅者が多い。飲食店の客入りは全体的に少ない。
せい家→4割、tenfingersburger40席→1割、野郎ラーメン19席→3割、てけてけ115席→1割、coco壱20席→3割、居酒屋すこぶる→満席

■すずらん通り
人通りはコロナ前とかわりない。繁盛店、老舗は客入りが良い。
もつ焼きばん47席→8割、焼鳥いそげん→8割、回転寿司、台所家20席→満席、筑前屋100席→1割、ホルモン喜○味や30席→6割、ピザニスタ20席→6割

 

16)学芸大学駅



エリア:東口商店街、西口商店街周辺
時 間:19:00~21:00

【客層】
東口商店街の人通りは多くチェーン店は50%程度の客入り。ランチ業態が多いが酒を扱う店は空席が目立つ。十字街や路地の店は大半の店が70%以上の客入りで2階席も入ってました。バス通り沿いの人通りはまばらで少ないが居酒屋中心に大半が満席。西口商店街沿いの居酒屋は空中階で50%程度、路地に入ったネオ酒場系の居酒屋が盛況です。駅から離れたエリアでも駒沢通り沿いの居酒屋や横断歩道や人の流れが出来る立地は客入りが良い状況でした。

【客入り】
関本恭平:40%、レインカラー:100%、東紅苑:80%、Saru:80%、慶:100%、すみれ:20%、長田いっしん:80%、やべ:90%、くだり:90%、上海菜館:100%、鳩の湯:100%、串カツ田中:80%、学大角打:80%、きんか:100%、尾鶏:100%、渡来武:100%、あつあつリカーリカ:100%、エビス参:80%、SPAZIO:20%、NIKUAZABU:100%、リカーリカ:100%、ダンダダン酒場:60%、恋文:80%、串善:80%、KANPAI:70%、いきなりステーキ:100%

 

17)大岡山駅



エリア:北口、南口
時 間:18:45~20:45

駅前では北6割、南4割の比率で人の流れが分散しており、属性は20代~40代後半までの単身者が多く見られます。

■北口 大岡山北本本通り
住宅街へのメイン導線となる本通りは商店街を抜けて住宅街へと続く帰宅導線の為、人通りはありますが通行量としては少ない印象です。
小売、不動産屋、クリニックが多く、飲食店は松屋、CoCo壱番などのチェーン店が並び、個人店はほとんどありません。
飲食店の客層は地元客がほとんどで帰宅中のサラリーマン、単身者がほとんどです。
本通りと平行する西側の通りでは5割ほど集客している店もありましたが、こちらは本通りよりも通行量が少なく、集客に関しては目的来店と思われます。この通りの飲食店は営業しているだけで4店舗のみでした。
日高屋 5割、ひるがお ノーゲスト、王将 5割、松屋 2割、CoCo壱番屋 3割、山本のハンバーグ 4割、大衆酒場やかん 2割、焼鳥 鳥よし 4割、日本料理 佐とう 5割

■南口 大岡山南口商店街
時間の影響もあるかもしれませんが、駅前にある東京工業大学からの流れはほとんどなく、人通りは少ない印象です。
約200メートルほどの通りに飲食店は5件程度で、集客は半分にも満たない状況です。
商店街を平行する東側にも飲食店がありますが、休業している店が目立ちます。駅前だけで6店舗が閉めていました。
通行人は帰宅導線としての利用で、飲食店に流れる様子は視察中は見られませんでした。
四川屋台 1割、和食 太いち 3割、ラーメン たんや 6割、プロムナードダイニング ノーゲスト、味庵 1割ほど、餃子もつ らく ノーゲスト、龍飛 3割

■総括
もともと飲食店需要が高いエリアではなく、飲食店が少ない分コロナ前は学生をターゲットにしたラーメン屋や居酒屋が賑わっていましたが、現状は閉店や休業で活気自体が感じられませんでした。
また、以前は外国人も多少見られるエリア(住居として)でしたが、今回の視察中にすれ違うことはありませんでした。
繁盛店、居酒屋三鶴などの休業に見られるように大学が戻っていない為、駅前の飲食店も打撃を受け、今も客足が戻っていないように感じられました。今回視察での繁盛店舗はありません。

 

18)蒲田駅



エリア:西口、東口
時 間:20:00~22:00

■西口
工学院通りは大手チェーン店の退店があり、本来の活気からすると程遠い。
他、飲食店が多いクロス通り、バーボンロードは客単価が1,000円~2,000円程度の大衆系の居酒屋が6割以上の客入りが目立つ。
客層はサラリーマンは少なく、私服(おそらく地元民)の30代~60代男女客が中心である。
コロナ前からの繁盛店である個店は店舗前に客席を出し、7割から満席の店も目立つ。

■東口
中央通り周辺は以前視察した今年の6月8日にはいなかった夜の飲み屋関連のキャッチが多く出ており、街に活気が戻っているように感じる。
客層は地元民(日本人、外国籍)30代~60代男女客を含め、サラリーマンの割合が半々。
西口、東口も共通して上階の客要りは多くて3割り。1階は店前(道路)への客席やテラス席がある店への客入りが目立っている。
また、店前の人通りが少なく店を出てから駅に向かう人が多く、2件目に向かう人が少いように感じた。

【蒲田駅、西口】

・工学院通り周辺
松屋:7割、大黒:3割、蒲田ホルモンセンター 6割、蒲田ステーキ酒場:6割、ココイチ:3割、次郎:満席、BEETLE 7割、松家カレー:5割、かぶら屋:6割

・クロス通り周辺
魚椿:5割、いとや:9割、うまいける:7割、昭和酒場:4割、かつや:8割

・サンライズ
富士そば:4割、しのだ寿司:2割、三崎港:1割、しんぱち食堂:6割、てんや:2割、最後の楽園:4割

・サンロード
大黒:9割、すずき:7割、にこまる:満席、とり薪:6割、じとっこ組合:5割、肉のいちのへ:8割、かぶら屋:7割、肉寿司:4割

・南口
日高屋:2割、一軒め酒場:5割、じぇんとるまん:4割、でん:1割、麺屋武蔵:4割、じゃんけん:5割、鷹の目:5割、とらの子:5割、びすとろ家:4割、湊や:4割

・バーボンロード
うえ山:4割、宮郎:7割、日本酒人:5割、豚番長:満席

【蒲田駅東口】

北側
磯丸水産:2割、呑衆一鶏:4割、串カツ田中:1割、串猿:7割

・常盤通り
とんちゃん亭:7割(8/1オープン)、餃子の王将:9割、三田製麺所:6割、吉野家:5割、おみっちゃん:5割、日高屋:2割、志田家:6割

・蒲田東口中央通り
いろ葉:3割、ほいさっさ:4割、筑前屋:7割、魚浜:満席、大黒:6割、銀だこ大衆酒場:6割、かるちゃん:6割、五坪:8割、ヒノマル食堂:2割、寿司 一:4割、フタマタ:7割、松屋:3割、やよい軒:5割、いきなりステーキ:1割、俺のやきとり:3割、大金星:3割、ドンピノキオ:6割

 

19)大森駅



エリア:西口、東口
時 間:19:30~20:30

■西口
駅から帰路に着く人は多く見られました。居酒屋などに入り寛ぐ人は少なく、ラーメン店や定食屋に立ち寄って夕食を済ませる人、薬局やスーパーに立ち寄りそのまま帰宅する人がほとんどでした。
【喜多方ラーメン】5割、【油そば】満席、【松屋】5割、【日高屋】5割、【ここや】7割、【豚山】7割、【ダンダダン酒場】5割

■東口
西口同様、帰宅する人が多く見られます。繁盛店は西口と異なり、焼肉屋や居酒屋で多く客が入っている店舗があります。東口の方が飲食店が多いこともありますが、帰宅前に寛ぐ人は東口に流れてきているようです。

また、地下や空中階の店舗でも客が入っている店舗があり、繁盛店は路面店にばかり集中しているわけではありませんでした。

【蔦八(2店舗)】どちらも8割、【ホルモン会館大西】7割 ※B1F、【たかや】9割、【富士川】1F満席、【ブロンクス】8割、【焼肉しまづ】5割、【ホルモン倶楽部】7割、【焼肉オガワ】5割 ※3F、【園の子】7割 ※2F、【じゃんけん】満席、【走り長屋】5割 ※B1F、【吟吟】8割 ※B1F、【韓の台所】5割 ※7F、【てけてけ】5割 ※B1F、【ラーメンタロー】満席、【萬作】満席、【満天】8割、【樽屋】5割、【しろくま】5割

 

20)石川町駅



エリア:中華街周辺
時 間:19:00~20:30

①中華街
メインの中華街大通りにはある程度の人通りが戻って来てはいるが外国人観光客がほぼ皆無のためコロナ前に比べると人通りは半分位。
中華街でドミナントしている店も1つに集約して営業している。
また、メイン通りから1本入ると人通りはほぼなく営業していない店や空店舗が目立つ。

②石川町駅周辺
元々、人通りが多いエリアではなく地元住民が多いエリアの為、コロナ前とあまり変わらない状況。
飲食店に関してはリセンヌ小路を中心に裏手側の個人店は地元の常連さんが多く変わらず繁盛していました。

■飲食店状況
【華福飯店】※中華街
業態:中華食べ放題
客層:2,30代カップルが多い
満席率:5割ほど

【大連餃子基地】※中華街
業態:餃子
客層:2,30代、単身者も
満席率:8割

【梅蘭】※中華街、本店
業態:中華
客層:ー
満席率:客無し

【萬金楼】※中華街、本店
業態:小籠包食べ放題
客層:2,30代カップル
満席率:2割

【green】※石川町
業態:バル
客層:3,40代カップル
満席率:8割

【VINAYA】※石川町
業態:インドカレー
客層:30~60代のカップル
満席率:6割

【RAZZO】※石川町
業態:イタリアン
客層:20~40代のグループ多い
満席率:7割

【AMI】※石川町
業態:ビストロ
客層:20~40代の女性客多い
満席率:7割

★その他(空中階、地下店舗、チェーン店等)
【すしざんまい】※中華街入口1階
業態:寿司
客層:観光客らしきグループ、外国籍の方も
満席率:5割

【日高屋】※石川町1階
業態:中華
客層:男性単身者
満席率:2割

【鳥貴族】※石川町2階
業態:居酒屋
客層:男性グループ(40代位)が多い
満席率:3割

【CoCo壱番屋】※石川町1階
業態:カレー
客層:男性単身者
満席率:2割

 

21)大船駅



時 間:19:00~20:00

仕事帰りのサラリーマンもしくは住民により人通りは多いが、飲食店の客入りは店舗によって差があった。
チェーン店よりも、常連客の多い個店の方が客入りが比較的良い傾向。
また、仲町商店街沿いには、何店舗か新規出店しており、オープン準備中の店舗も見られた。※下記参照
通り別の主要店舗の集客状況は、下記の通り。

■駅前通り
串兵衛→6割
なお吉→8割
梟→6割
天下鳥→8割
たかはし→2割
弥平(空中階)→3割
海ぶね(空中階)→5割
すき家、てんや、やよい軒、はなまるうどんなど、食事メインのチェーン店も多数出店している。いずれも5割以下の客入り。

■仲通商店街
大船ホルモンセンター→4割
ホームラン→8割
和楽→5割
壱六家→4割
天下一品→3割
串カツ田中→3割
まるま→8割
てけてけ(空中階)→3割
ワタミ系列の富の市、チェーン店のタコとハイボールが新規出店しているが、どちらも5割以下の客入り。富の市と同ビルの一階部分に杉玉が来月出店予定で現在工事中。

■芸術館通り
焼き鳥工房→5割
花いちぜん→8割
亀松→8割
鳥貴族(空中階)→3割

■松竹通り
大船やきとん→3割
王将→4割
キリンシティ→3割
鳥良商店→4割
牛角(空中階)→4割
神田商店(空中階)→2割

■繁華街南側の通り
臥薪→5割
gatakigi →1組

 

第十一回:エリアパトロール(9/3)→
← 第九回:エリアパトロール(7/10)

 



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