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アクティブに過ごしたい!2023年のGW「意識と行動」を調査

2023.04.20

株式会社インテージは、全国の15歳から79歳の男女を対象に2023年3月31日~4月3日に実施した「ゴールデンウィーク」に関する調査結果を公開した。
 

GWにかける予算は1.7倍に増加!「外食」も回復の兆しをみせる

 

今年のGWにはどのくらいの予算を準備しているかを聞いたところ、平均金額は27,870円となりました。昨年の支出予想金額は16,407円であったことから、予算的には約11,500円の増加、前年比では1.7倍もの増加です(図表1)。今回の調査結果と15~79歳の推定人口(※)から「GW市場規模」を試算したところ、2023年の見込みは2兆7,114億円で2022年の1兆5,874億円より1兆1,240億円多くなりました。(※使用した推定人口は、2020年の国勢調査データをもとに人口動態などを加味したインテージ独自の母集団人口データ)

今年はお財布の紐もそれなりに緩めて、「アクティブに過ごしたい」という想いを反映したとも言える結果となりました。

図表1

GWにかける予算(平均)-過去2年との比較


次に、今年のGWの過ごし方(予定)を複数回答で質問しました。こちらは「未定(38%)」を除くと、過去2年の結果同様に「自宅で過ごす(35%)」が最も多い回答となりました。昨年と比較して3ptほど減少しているものの、依然として最も多く、制限が緩和されても慎重に過ごしたい、ひとまず自宅にいる、といった層も一定いると推察されます。一方では「ショッピング(24%)」、「外食(19%)」、「国内旅行(14%)」が上位を占めており、それぞれスコアも伸びています。また、10位以内には入りませんでしたが、「海外旅行(1%)」も昨年のおよそ2倍となっていました。これまでのGWとは異なり、自宅から出てのショッピングや旅行などの消費行動、人と会う外向きな動きが復調するGWとなりそうです(図表2)。

図表2

GWはどう過ごす予定?-過去2年との比較


それでは、実際にどれくらいの日数休める予定なのでしょうか。働いている人に聞いてみました。
GW期間中「休める日数のトータル」については、カレンダー通りの「7日」は15%に留まり、回答者の7割は「6日以下」と回答。その一方で「9日以上」の長期の休みを取得予定の方も15%ほど存在していました。GW期間中の「最も長い連休日数」については、カレンダー通りの「5連休」が4割と最も多くなっています。また、平日の休みを加えて6連休以上の休暇を取得する人も2割弱存在しており、6割程度が5日以上の連休を取得できる予定となっています(図表3)。

図表3

GWの休日の日数・連休の長さは?

 

さらに、復調の兆しのみられた「国内旅行(宿泊あり)」について「だれと一緒に行くか」を尋ねたところ、「同居している夫・妻・子ども」が3割弱と最も多く、次いで「同居している夫・妻」、「友人・知人」が2割強となっていました。「友人・知人」については、女性の方が男性よりも7ptほど高い結果に。また、「1人で」も15%と高く、こちらは男性の方が女性よりも3倍ほど多くなっていました(図表4)。



図表4

国内旅行(宿泊あり)だれと行きますか?

 

国内旅行の宿泊日数については、「1~2泊」が65%と、短めの宿泊数が人気となっています。また、「3~4泊」は26%と4人に1人、「5泊以上」は3%とわずか。一方で「未定」も4%ほど存在していました(図表5)。
図表3の通り、連続した休暇日数について「5日間」が最も多く、回答者の2割は「6日以上」取得予定でした。一方宿泊日数は「1~2泊」が多いということと合わせて考えると、まだ長期間の宿泊への抵抗感や、昨今の物価高や経済状況を受けて短期間に抑える、といった意識が働いている側面があるのかもしれません。



図表5

国内旅行(宿泊あり)宿泊日数は?

プレスリリース詳細



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