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コロナ禍以降では最も回復、外食市場調査(2023年12月度)

2024.02.09

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2023年12月度の「外食市場調査」を実施し、その調査結果を発表した。以下リリースより一部抜粋。

ホットペッパーグルメ外食総研のロゴ図

男女約1万人を対象にした外食市場調査【12月度】

概況

2023年12月の外食市場規模は3624億円(前年同月比 +277億円・東名阪3圏域計)
2019年比(コロナ禍前比)89.7%でコロナ禍以降では最も回復
食事主体業態の2019年比は99.4%、飲酒主体業態も同78.0%まで回復

今月のポイント

  1. 外食市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比)は89.7%で、コロナ禍以降では最も回復
  2. 食事主体業態の2019年同月比(コロナ禍前比)は99.4%、繁忙期の飲酒主体業態は78.0%まで回復

2023年12月の外食市場規模は、3圏域合計で3624億円。前年同月比(以下、前年比)は+609億円と25カ月連続して前年実績を上回った。市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比、以下19年比)は89.7%で、コロナ禍以降では最も高水準となっている。外食単価の19年比が112.5%と、2023年最大の伸び(9月と ともに1位タイ)だったことで市場規模の回復に寄与した(P10参照)。市場規模の食事主体業態・計は19年比99.4%(前月同89.8%)とほぼコロナ禍前水準に戻り、飲酒主体業態・計も同78.0%(同66.4%)と改善したが、軽食主体業態・計は同82.7%(同83.0%)は足踏みとなっている。主要16業態はすべての業態で市場規模が前年を上回り、うち14業態は単価・延べ外食回数ともに前年比プラスを記録した。19年比では「アジアン料理店」(119.6%)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(109.9%)、「フレンチ・イタリアン料理店」(108.3%)では、コロナ禍前を10~20ポイント程度上回る市場規模となった。

3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)

  • 2023年12月の外食実施率は69.4%(前月比増減 +0.9pt、前年比増減 +3.0pt)
  • 2023年12月の外食頻度は3.95回/月(前月比増減 +0.24回、前年比増減 +0.23回)
  • 2023年12月の外食単価は3,344円(前月比増減 +601円、前年比増減 +281円)
  • 2023年12月の外食市場規模は3624億円(前月比増減 +868億円、前年比増減 +609億円)

圏域別

  • 外食実施率は、首都圏:69.1%(前年比増減 +3.0pt)、関西圏:69.4%(同 +2.5pt)、東海圏:70.7%(同 +4.1pt)
  • 外食頻度は、首都圏:4.19回/月(前年比増減 +0.38回)、関西圏:3.76回/月(同 -0.11回)、東海圏:3.35回/月(同 +0.22回)
  • 外食単価は、首都圏:3,431円(前年比増減 +295円)、関西圏:3,390円(同 +244円)、東海圏:2,848円(同 +309円)
  • 外食市場規模は、首都圏:2276億円(前年比増減 +457億円)、関西圏:946億円(同 +69億円)、東海圏:403億円(同 +84億円)

業態別(3圏域計)

  • 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 +127億円)、「和食料理店」(同 +97億円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同 +80億円)等主要16業態すべてで前年を上回った。
  • 「居酒屋」(延べ回数 +241万回、単価 +181円)、「和食料理店」(延べ回数 +67万回、単価 +601円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(延べ回数 +69万回、単価 +684円)等14業態が延べ回数・単価ともに前年比で増加した。
プレスリリース詳細 リリース本文は、こちらのURLからご覧ください(PDF)

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