活動・飲食ニュース
借りるプロが考える、安心・安全に物件を借りる方法。
2019.11.15
居抜き物件での出店は、初期費用の削減などのメリットがある反面、目に見えない予測不能な瑕疵や厨房機器の故障、廃棄物の残置など、物件の引き受け後にトラブルが発生する可能性があります。
これらが出店者様の責任区分の場合は、出店者様に対応をお願いする場合もありますので、安心安全に物件をお貸しするためには、「引き渡しの前」に対策を講じることが必要です。
現在、当社が契約している1,596件の物件のうち90%は、飲食店の居抜き物件ですが、「借りるプロ」として、私たちが物件のトラブルを未然に防止するために、普段からどんな事に留意しているのか?今回は、居抜き物件の契約を考えている出店者様にとっても、非常に重要な内容になります。
そもそも、“居抜き”のトラブル原因は、「店舗の状態」や「責任区分」が曖昧な場合が多く、当社では物件の引き渡し日までに以下のことを必ず確認しています。
■譲渡される造作物
譲渡予定の造作物や備品の他、撤去物・リース品の有無を確認。
「何が」「いくつ」「どういった稼働状況で」引き渡されるのかリスト化。
原則として前テナント様に立ち会って頂き、譲渡予定の造作物について互いの認識を一致させる。
■清掃状況
前テナント様が退去される際の清掃状況の確定。
退去時の忙しさに清掃が甘くなってしまうケースもあるので、
ゴミの撤去、油汚れの清掃、床の掃き掃除等、細かい部分に対しても確認する。
■責任区分
機器の故障等のトラブルが起きてしまった場合の取り決め、責任区分を明確化。
万が一、故障や機器の撤去があった場合を想定して前テナント様と当社で書面を交わす。
以上の取り決めをした上で、
物件が引き渡される当日には、営業が「取り決め内容と相違ないか」をチェック。
前テナント様にも、できる限り同席して頂き、一緒に確認した旨の署名も頂きます。
引き渡し状態が明確だと「借りる側」にとって安心感があり、「貸す側」は、状況把握の手間や相違があった際のリスクを避けるため、不動産業界の慣習としても、居抜き物件の引き渡し状態を明示しない場合もありますので、当社は書面を作成して、隅々まできっちりと、確認作業をしています。
契約する全ての物件は「出店者様に、安心安全にお貸しするため」というのが大前提です。
「借りるプロ」として、物件の事実を詳細に、正確に把握してお借りすることで、出店者様には「貸すプロ」として物件をお貸しできると考えていますので、引き渡しの前には一切の妥協なく、きめ細やかに確認作業を1つ1つ、行っています。
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