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「居酒屋」等、飲酒主体業態・計が回復傾向、外食市場調査（2024年1月度）

2024.03.08

話題

株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：北村吉弘、以下リクルート）の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2024年1月度の「外食市場調査」を実施し、その調査結果を発表した。以下リリースより一部抜粋。

男女約1万人を対象にした外食市場調査【1月度】

概況

2024年1月の外食市場規模は2870億円（前年同月比 +265億円・東名阪3圏域計）
2019年比（コロナ禍前比）88.6%で、前月（89.7％）からは後退も
「居酒屋」が2019年比81.6％等、飲酒主体業態・計が回復傾向

今月のポイント

外食市場規模の2019年同月比（コロナ禍前比）は88.6%で、前月（同 89.7％）からは微妙に後退
「居酒屋」の2019年同月比（コロナ禍前比）は81.6％、飲酒主体業態・計は79.7％まで回復

2024年1月の外食市場規模は、3圏域合計で2870億円。前年同月比（以下、前年比）は +265 億円と前年実績を上回った。

市場規模の2019年同月比（コロナ禍前比、以下19年比）は88.6％で、コロナ禍以降では最も高水準の前月89.7％からは微妙に後退した。延べ外食回数の19年比が80.5％と、2カ月連続で上昇したことで市場規模の回復に寄与した。市場規模の食事主体業態・計は19年比94.0％（前月同 99.4％）と後退したが、飲酒主体業態・計は同79.7%（同 78.0％）と回復した。特に「居酒屋」は同81.6％とコロナ禍以降では最も高い水準まで回復した。

軽食主体業態・計も同86.9%（同 82.7％）と回復傾向。主要16業態では13の業態で市場規模が前年を上回り、うち11業態は単価・延べ外食回数ともに前年比プラスを記録した。19年比では「アジアン料理店」（111.3％）、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」（101.9％）がコロナ禍前を上回る市場規模となった。

3圏域計（首都圏・関西圏・東海圏）

2024年1月の外食実施率は68.2％（前月比増減 -1.2pt、前年比増減 +4.1pt）
2024年1月の外食頻度は3.71 回/月（前月比増減 -0.24 回、前年比増減 +0.01回）
2024年1月の外食単価は2,870円（前月比増減 -474円、前年比増減 +114円）
2024年1月の外食市場規模は2870億円（前月比増減 -754億円、前年比増減 +265億円）

圏域別

外食実施率は、首都圏：68.1％（前年比増減 +4.9pt）、関西圏：68.7％（同 +4.7pt）、東海圏：67.4％（同 -0.4pt）
外食頻度は、首都圏：3.89回/月（前年比増減 +0.06回）、関西圏：3.54回/月（同 -0.16回）、東海圏：3.30回/月（同 +0.05回）
外食単価は、首都圏：2,958円（前年比増減 +120円）、関西圏：2,871円（同 +76円）、東海圏：2,466円（同 +129円）
外食市場規模は、首都圏：1798億円（前年比増減 +215億円）、関西圏：744億円（同 +31億円）、東海圏：328億円（同 +18億円）

業態別（3圏域計）

業態別の市場規模は、「居酒屋」（前年比増減 +68億円）、「和食料理店」（同 +48億円）、「中華料理店」（同 +31億円）等16業態中13業態で前年を上回った。
「居酒屋」（延べ回数 +127万回、単価 +134円）、「和食料理店」（延べ回数 +73万回、単価 +163円）、「中華料理店」（延べ回数 +45万回、単価 +281円）等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。

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