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「南林間」駅前に広がるエスニックな飲食店街と、多文化共生を体現する街

2024.02.13

街レポ

「南林間駅」周辺エリアは、かつての「林間都市計画」において、「高級住宅地」としての役割を担っていたこともあり、駅周辺のエリアはそのころの名残から碁盤の目のように区画されています。駅周辺や地域を東西に繋ぐ幹線道路沿いには飲食店等の小売店舗が多く点在しており、中でも駅西口の駅前には南林間の飲食店が多く集まっています。多彩な外国の料理や珍しい食材を提供するお店が点在しています。一方で、その周囲は戸建てや低層マンション等の住居がほとんどの面積を占めており、市全体の平均的な住居割合より多くなっています。（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

駅名	南林間駅
駅所在地	神奈川県大和市南林間1丁目1−11

路線 / 利用状況

小田急江ノ島線	29,406人
乗降者数：計	29,406人

※1日平均の乗車客数：小田急江ノ島線（2022年度鉄道会社HPより）

各出口の特徴

西口	駅の出口に面したロータリーから扇状に各方面への道が伸びており。駅周辺の通りには飲食店が立ち並びます。
東口	駅ロータリーを囲むように、戸建てやアパート等の住宅街が広がるエリアになっています。

街の立地特性

住宅街 / 商店街

街の特徴

南林間駅の西口に位置する「二条通り」や地域の方から「駅前飲食店街」という名称で親しまれる区画には居酒屋や焼き鳥、ラーメンなどの飲食店が並んでいます。また、多国籍な飲食店も多くあり、老舗のタイ料理やベトナム料理、中華などのお店も点在しています。一方で、飲食店街を抜けた先は、ほぼ全域が「住宅地」となっているのもこのエリアの大きな特徴です。
町名となる「南林間」は駅の西口側に広がっていて、駅前ロータリーから縦横斜めに道が走るさまは、かつての「林間都市計画」の名残によるもので、このエリアの都市計画が持ち上がった際には「高級住宅街」としての役割を与えられていました。そのため、現在でも「碁盤目状」の区画が残されており、多くの宅地が規則正しくキッチリ密集する景観を生んでいます。

地域最大級のイベント「第18回南林間文化祭」は、70を超える企業や団体の協賛があり、西口ロータリーのメイン会場では「ゆったりとふれ合って文化と笑顔花咲く南林間」をテーマに、学生の吹奏楽演奏や県警音楽隊の演奏などが披露されます。また、阿波踊りや和太鼓、ダンスの発表などもあり、イベントに花を添えています。駅西口の周辺道路は歩行者天国になり、模擬店やフリーマーケット、地元店舗の出店など約40のブースがずらりと並び、飲食やゲーム、手作り品の販売など、楽しめる催しが盛りだくさんのイベントとなっています。

南林間駅の名所として知られる「やまと根岸通り」は、南林間駅を中心に、西口、東口のそれぞれに駅から伸びる一本の通りです。西口と東口の双方に通りの由緒書きがあり、ノーベル化学賞を受賞した根岸博士が、ここ南林間で小中学生時代を過ごしたことから、「やまと根岸通り」と名付けられました。通りには本格的なイタリアンや寿司、定食が食べれるカフェなどの飲食店が点在しています。

約70カ国の外国籍の人が住んでいる大和市に位置する南林間駅は、市の掲げる「多文化共生」を多くの場面で感じることができます。駅の周辺には、色々な国の食材や料理を提供するお店があり、エスニックな雰囲気に浸れる不思議な魅力が街にはあります。
南林間駅徒歩500M圏内の飲食店数は154件で、そのうち居酒屋46件、カフェ15件、ラーメン8件でいずれも駅の西口エリアに集積しています（2024年2月現在 / 食べログ調べ）。
南林間駅 / 徒歩10分圏内の平均坪単価　約9,012円（2024年2月現在 / 当社独自データより算出）