活動・飲食ニュース

第七回:コロナ禍の影響による「駅別飲食店、今の状況は?」

エリアパトロール実施日時:6月23日(火)18時~22時(曇り)

 

1)吉祥寺駅

時 間:18:30~20:00
エリア:吉祥寺駅(北口、南口)

駅改札はJR・井の頭線ともに普段通り人で溢れかえっており、北口・南口ともにコロナ前の吉祥寺と街並みや通行量は変わらず。

【北口(サンロード・ダイヤ街) 】
通行量は非常に多いが、飲食店の入りは少なく立ち上がりも悪い。
サンロード・ダイヤ街の物販や薬局などの人入りは非常に多かったが、飲食目的の層はかなり少なくなっている印象。

【ハモニカ横丁】
換気が良いオープンな店が多いためか、比較的集客できている店が多く、飲み始めも早い。

【中道通り】
三鷹駅方面への帰宅導線ということもあり、テイクアウトに力を入れている店が目立ち、中食の客層をしっかりを掴んでいた。
店内で飲食している客は平常時よりも少ない。

【南口】
平常時通り客引きなども多数立っており、風営法絡みの店も軒並み普通にオープンしていた。
空中階のチェーン系飲食店はどこも3割以下の集客状況。
その中でも武蔵家・やっぱりステーキなどは満席で並びもあり大盛況。
やっぱりステーキが出店した話題性のせいか、丸井裏が普段より賑わっている印象を受けました。
集客状況は以下の通りです。

◾️そとまろ(ハモニカ)9割
◾️酒処肴(ハモニカ)満席
◾️一圓(中道通り)3割
◾️スパ吉(ハモニカ)2割
◾️やっぱりステーキ(丸井裏)満席、並びあり
◾️武蔵家(丸井裏)満席、並びあり
◾️ほていちゃん(南口バス通り)3割
◾️串カツ田中(2階)(南口バス通り)3割
◾️ちばチャン(空中階)(南口バス通り)1割
◾️鳥貴族(空中階)(南口バス通り)1割
◾️いぶきうどん(駅高架下)5割

 

2)武蔵境駅

時 間:19:30~20:30
エリア:武蔵境駅周辺

飲食店が集中するスキップ通り(北口側)
高架下の飲食店街(南口側)の状況を主に調査しました。

【通行量、通行人属性】
主な通行人属性は、ビジネスマン・OL・学生でした。駅周りとnonowa口にあるスーパーや、南口のイトーヨーカ堂にはかなりの人がおり、帰宅と買い物客の割合が多く感じました。
メイン通り以外は、人通りはかなり疎らになっておりましたが、平常時とそう大きな差はありませんでしたが、20時を過ぎてからの人通りの減りかたは平常時よりも早かったように感じます。

【店舗の客入り状況】
北口はメインのスキップ通り沿い、南口側は高架下の大衆系居酒屋の客入りが目立ち、イトーヨーカドー内のフードコートや飲食店は客入り30%未満でした。地元客や若年層の姿が多く見られました。住宅街立地なので、小さめの居酒屋にも常連客で50%程入っている店舗等も見られ、オフィス街で多く見られた大衆系居酒屋への客入りの偏りは比較的少なかった印象です。

全体的に、人通り、客入り共に、大衆系居酒屋・ラーメン・焼肉と様々な業態での好稼働が見られましたが、その母数は平常時より少なく、特に遅い時間ほど平常時の2-3割減といった状況でした。

主な繁盛店は以下になります。

・落日酒楽/居酒屋、満席率:80%、客層:ビジネスマン
・昌里亭/焼肉、満席率:90%、客層:学生、カップル、ビジネスマン
・ダンダダン酒場/居酒屋、満席率:80%、客層:地元客、カップル
・凛々家/居酒屋、満席率:90%、客層:ビジネスマン、若年層
・一軒め酒場/居酒屋満席率:90%、客層:カップル、ビジネスマン
・pizza on mind/イタリアン、満席率/100%、客層:カップル、ビジネスマン
・東京油組総本店/油そば、満席率/90%、客層:ビジネスマン

 

3)飯田橋駅

時 間:19:30~20:30

【通行量】
駅利用客もやや少ない状況、JR側からの飲食店導線も全て確認しましたが、いつも通りの賑わいはありませんでした。
チェーン店が複数入るビル下には、必ずキャッチがいますが、本日に関しては配置されておりませんでした。
6月中はまだテレワークを継続している企業が多いようで、7月から営業を再開する店舗もありました。

【飲食店客入り状況】
周辺企業からのビジネスマン利用が減少していることで、いつも満席の店舗が約70%くらいの満席率になっておりました。
飯田橋周辺は、飛び込みだと中々人気店には入れないことが多いエリアですので完全な回復は、7月以降になりそうです。
改札をでてすぐの高架下にあるラーメン屋台と立呑屋に関しても、いつもの賑わいはありませんでした。
それでも、食事メインの店舗も約50%くらいの満席率になっており、ノーゲストで人がいない店舗はありませんでした。
7月以降に再度調査をしていきます。

 

4)代々木駅

時 間:19:15~20:30

【東口】
ビジネスマンが駅へ向かう人が多い。また、大江戸線方面から帰宅していく人の流れがありました。
ダンダダン酒場  7割。大衆酒場トンちゃん  2割。中華料理 佳宴 2割。An SOLAS 4割。酒喰処 魚籠庵  1割。トリホルテルヤ 3割。もつ焼 キャプテン  6割。貝焼きカルフォルニア 6割。アローイ兄弟 5割。うな串 う福  3割。牛タン いろ葉  8割。azzurro520  5割。神鶏  4割。シャンパンマニア  1割。お好み焼きええとこ 5割。代々木バルはなれ 1割。HARETOKE 2割。だり半 6割。ワイン食堂 ノーゲス。小諸そば 2割。焼肉ここから 8割。

【西口】
東口に比べると西口の方が人通りと、駅への利用数は多かったです。
吉そば  ノーゲス。富士そば ノーゲス。かつや  3割。らーめん天下一  1割。TOMIRAI 3割。でかい餃子  8割。ごちとん  2割。ゴーゴーカレー ノーゲス。トンガコーヒー  2割。代々木TANNE  2割。磯間流水  5割。ファーストキッチン 3割。九州らーめん学金  2割。松屋 満席。えび豚骨 春樹  6割。

 

5)新宿御苑前駅

時 間:19:15~21:00
ルート:新宿2丁目~新宿1丁目~四谷4丁目

まず、新宿2丁目エリアに関しては、人通りがまばらで新宿通りに出ると、会社帰りで新宿3丁目方面へ向かう流れが多く見られました。
飲食店や夜のお店に関しては新宿通り沿いのラーメン屋等は5,6割は入っていましたが裏に入って夜のお店に関してはお客の入りが戻っていないように感じました。
新宿1丁目のエリアは元々夜の人通りは多くないエリアですがコロナ前に対してでも6,7割位の人通りでした。
四谷4丁目のエリアになると更に人が減り帰宅する人がパラパラと見られる程度でした。
ただ、コロナ前からの繁盛店であるお店に関してはお客様が戻っており以前の様な賑わいを見せていました。

★繁盛店
【晴京】業態:焼鳥、客層:30~40代位のカップル、50~60代の男性グループ等、満席率:8割位
【どんでん】業態:もつ鍋、もつ焼き、客層:50~60代の男性のみ、満席率:ほぼ満席
【餃子の福包】業態:餃子、中華、客層:20,30代のカップルや男性、女性だけの2人組がほとんど、満席率:満席、待ち3組
【焼鳥しん】業態:焼鳥、客層:30代カップル2組、40,50代男性グループ2組、満席率:ほぼ満席
【焼肉うしかね】業態:焼肉、客層:30,40代、男女半々、満席率:満席
【第一旭】業態:ラーメン、客層:30,40代、男性7割、満席率:満席

★その他(空中階、地下店舗、チェーン店等)
【ミライザカ】※新宿通り新宿一丁目西交差点角地地下1階、業態:居酒屋、客層:40,50代男性、満席率:1~2割
【てけてけ】※2階、業態:居酒屋、客層:40,50代男性グループがほとんど、満席率:3,4割
【丸亀製麺】※新宿通り 新宿御苑駅前交差点角地1階、業態:うどん、客層:男性2組のみ、満席率:1割位
【いきなりステーキ】※新宿通り沿い 、業態:ステーキ、客層:ほぼ30,40代の男性、満席率:3割位

 

6)桜上水駅

時 間:19:30~20:30

[繁盛店舗]

【南口】
店名桜道家(ラーメン)、約10席/客入り状況→8割程、客層:サラリーマン、住民、ほとんど1人客の20~40代の年齢層、男女比10:0

【北口】
店名:ドトール、約25席/客入り状況→8割程、客層:サラリーマン、20~40代の年齢層、男女比7:3
ほとんどが帰宅してる人通りで、8割以上の入店数のある店舗は、駅前の(南口)ラーメン屋の桜道家と(北口)チェーン店のドトールのみでした。
桜上水商店街の様子ですが、営業している飲食店が5.6店舗程(チェーン店舗を含めて)で、ほとんどがシャッターが閉まっている状況でした。
甲州街道沿いにある桜上水で有名なラーメン屋のあぶら~亭は火曜日が定休日であったため、客入り状況は確認できませんでした。
団体客が入れるような店舗(磯丸水産等)の居酒屋は桜上水にはなく、チェーン店舗(すき家)、bar等の1人、又は2人組が入るような小坪な店舗が多い印象でした。

客層としてはサラリーマン、住民客が中心でほ男性が多い印象でした。駅前の状況ですが、南口、北口とありますが駅出口で待ち合わせをしている人はおらず、ファミリー層や、ガールズバーの客引き、キャッチ等は見受けられませんでした。

 

7)芦花公園駅

時 間:19:00~20:00
エリア:南口:千歳通り~駅周辺/北口:千歳通り~旧甲州街道

【南口】
駅目の前の飲食店が閉店し、現在もテナント募集中となっている。チュウヤや福寿は営業していないが、理由は不明。目立つアジア料理のメラは、地元民と思わしき家族客の4名のみ。殆ど飲食店はなく、サミットや成城石井とスーパーが2つあり。帰宅者の足取りを追ってみたが、サミットに入る人は多数いるが、飲食店に入る人はいなかった。駅利用者も真っ直ぐ家路に着いてる印象。

【北口】
南口よりは明るく、飲食店も倍以上点在している。比較的新しい、地元の人気ラーメン店のきつねで撮影時に4名、その30分後に7名程の客入り。ラーメン屋では1番入っていた。金衛門で5名ほど、まるじが居酒屋系ではサラリーマン含め10名以上と一番入っていた。ラーメン成城成果や宣久では、どちらも1名。満席の店や、外に並んでいるような繁盛店は見当たらなかった。本日の範囲だと、北口・南口合わせても30店くらいしか飲食店は無い。

【まとめ】
乗降客数も15,000人規模と少なく、飲食を楽しむ街ではないと思われる。通行人も少なく、どこのほぼ地元民。外部から来てる人はいないと予想。オフィスも少ない為、サラリーマン風が全然いない。街の規模の割には歯医者と美容室がやけに多い。駅近であっても、休業か閉店か定休日か不明だが、シャッターの閉まってる数が10以上ある。実際にテナント募集の張り紙は1つのみ。丸美ストア(ショッピングセンター)も見たが、コインランドリー以外はほぼ全てがシャッターが降りている。叉、どこの街でも駅周辺なら見かける、ウーバーイーツ等の配達員を一人も見かけなかった。飲食店は全てが小中規模で、大箱のチェーン店居酒屋は1店も無い。

 

8)町田駅

時 間:20:20~22:20
エリア:東口、西口、南口、原町田3-6丁目中心

東口駅前のカリヨン広場を起点に原町田4丁目のターミナルロードまで観てますが、コロナ前と比較して7割ほどは人通りは戻って来ている感はありますが、普段満席の繁盛店がガラガラだったり、早めに店閉めてたりしていました。空中階、地下店舗は軒並3割以下の集客です。
各通りに共通しているのは、客層は20-40代までのサラリーマンやOL、複数人の私服仕事帰りの人、飲食をしに来た人、学生風のグループも多少見られた事です。一番街、二番街、セントラルロード、ターミナルロードなどは21時代は通行人よりキャッチ(男女)が多いように見えました。カラオケ、ゲームセンターなどは疎らな集客でした。

以下、各出口別の客入り状況です

【南口 レンガ通り】
てけてけ3割、吉野家5組、暖暮ノーゲスト、串兵衛7割、トライバー3組、モニカ&アドリアーノ5割、大舞 満席、串かつでんがな3組、焼肉ここから4組、すた丼3組、中中5割、KONA3組、せい家7割、東京油組総本店2組、赤から3組、肉寿司5組、花の舞4組

【東口 カリヨン広場周辺】
大戸屋5組、HUB3組、揚州商人3組、磯丸水産3組、松屋5組、京時雨2組

【東口 町田一番街】
四十八漁場5組、一楽3割、ひろしま鉄ちゃん3組、いち五郎3割、俺んち来い2割、薄利多売半衛2割、大黒さん3組、木村屋本店2組、一軒め酒場2割

【東口 町田二番街】
日高屋5組、一蘭6組、函三郎4割、博多劇場7割、七志らーめん3組、安安5割、町田けむり5組、とらふぐ亭1割、立ち呑み屋3組、大衆金星酒場4割、李家本舗3組、いくどん3割、いちころ4組

【東口 原町田大通り】
韓国居酒屋いる2組、ラーメン豚山満席、ジョナサン2組、レガーメ ノーゲスト、松壱屋1組、誂え2組

【東口 中央通り】
晩杯屋7割、黒毛和牛2組、町田商店6割、くいしんぼ4組、ぎょうてん屋4組、一番館3組、スタバ5組、東京餃子軒3組
焼肉やまと4組、CoCo壱ノーゲスト、牛角4組、てんがらもん5割、武相庵4組、いきなりステーキ5組、やよい軒2割、サルバトーレクォモ2組

【西口 セントラルロード】
土間土間1割、かっこ1割、ダンダダン酒場3割、いくどんノーゲスト、ゼロワンカフェ5割、くしベぇ5割、塚田農場2割、TGIフライデ-3組、富士そば5組、鳥貴族5割、パブリックスタンド2割、マック5割、磯丸水産7割

【西口 大和横丁】
やまよこ鮮魚店3組、おんどり4組、飯造4組、isakaya ism5割、カリブの酒場4組

【西口 ターミナルロード】
中華そば長岡食堂3組、東京トンテキ1組、松屋6割、松のや5割、日高屋3組、餃子堂2組、鳥良商店2割、モスバーガー3組、しおらーめん進化3組

 

9)元住吉駅

時 間:19:30~20:30

【人通り】
西口(ブレーメン通り)、東口(オズ通り)ともに人通りはかなりありました。
仕事終わりの会社員がほとんどで、その他はスーパーやドラッグストアで買い物をする地元民も多く見られました。

【飲食店】
繁盛店は以下の通りです。

(東口)
【豚山】9割、会社員がほとんど、【夢や】満席、会社員がほとんど

(西口)
【太陽のトマト麺】5割、地元民(女性)、【浪漫亭】5割、会社員と地元民、【からやま】5割、会社員と地元民
東口、西口ともにノーゲストの店舗は5割を超えていました。【鳥貴族】、【大戸屋】、【磯丸水産】、【銀だこ酒場】などの大手チェーン店も客入りは1割ほどでした。
テイクアウトを実施している店舗に2、3人の客が見える程度でしたので、大半の人は直接家に帰る人ばかりです。
また、写真のように、まだ営業を再開していない店舗も多く見られましたので、飲食店の客入りは普段と比べてもかなり少ないと考えられます。

 

10)桜木町駅

時 間:19:30~21:00

商圏内の人通りは5月と比較すると戻ってきている。元々の繁盛店は客入りが良く満席の店も複数あったが、コロナ前のように店外で並ぶほどではなかった。
もつしげ、ホルモンセンター、焼鳥末広等が満席。チェーン店は全体的に客入りが少なかった。

【平戸桜木道路沿い】
人通り:コロナ前の6割くらい、客層:ビジネスマン男女
三田製麺所6割、八郎酒場5割、ほていちゃん3割、和来6割、銀だこ1割、蛙乃介満席、鳥良1割、ゴル麺1割、ガブリ3割、BASIL5割、○う商店2割、ビートル5割

【野毛なかどおり】
人通り:コロナ前の5割くらい、客層:ビジネスマン男女
はなたれ3割、まるりゅう5割、ホルモンセンター満席、串カツ田中1割

【野毛小路】メイン通り
人通り:コロナ前の8割くらい、客層:ビジネスマン男女
焼鳥末広満席、ホルモンセンター満席、蒸気屋満席、養老乃瀧2割、八郎酒場8割、もつしげ2店舗満席、串カツでんがな5割、三陽餃子満席、はなたれ8割、たべもの横丁3割

【野毛大通り】
人通り:コロナ前の8割くらい、客層:ビジネスマン男女
野毛1番街8割、ホルモンビル5割、野毛食道楽8割、オイノス 5割、焼鳥安兵衛満席

 

11)茅ヶ崎駅

時 間:19:30~20:30

駅からの住宅街へ向かう人の流れで、どのエリアも人通りは比較的多い。客入りの良い店舗と悪い店舗の差が顕著であり、帰宅途中のサラリーマンではなく、地元の若者か高齢者を集客出来ている店舗が繁盛している傾向にあった。

<南口>

【桜道通り】
南口の駅前、JRの線路に平行して位置している通り。チェーン店もしくは湘南エリアでのドミナント店が多く出店している。ほとんどの店舗が5割以上は集客できており、中には店外のスペースにまで席を出している繁盛店もあった。
寅寅→満席、加納食堂→満席、sita(空中階)→8割、升源(空中階)→7割、にくどき→7割、蒸気屋→6割、すがの→5割、駒源→5割

【高砂通り】
駅前のロータリーから海方面へ向かって伸びている通り。駅に近いエリアはドミナント店、離れると個店が多く出店している。下記のように集客出来ている店舗がいくつかある一方、ノーゲスの店舗、閉店している店舗もあった。
ジンギスカン→満席、マルヒサ→満席、ABC→5割

【アルコナード南本通り商店街】
高砂通りの隣の通り。こちらもドミナント店、個店が多く出店している。どの店舗も5割以上は集客出来ており、ノーゲスの店舗は見受けられなかった。他エリアに比べて、サラリーマンの割合が多い。なお吉→8割、茅ヶ崎チャンプルー→5割、和田や→5割、サム家→5割、

<北口>

【エメロード】
チェーン店が多く出店しており、人通りも多いが、客入りが良いと言える店舗は無い。閉店している店舗もいくつかあった。
日高や→3割、ミライザカ→2席、わん(空中階)→3席

【中央通りと一里塚通りの間のエリア】
住宅街の中に個店が多く出店しているエリア。客入りの良い店、悪い店の差が顕著に出ており、下記のように地元客で満席の店舗がある一方で、閉店している店舗も目立った。
えん陣→満席、ひだまり食堂→満席、よしこ→満席

 

12)浜松町駅

時 間:20:00~21:30
エリア:浜松町駅~芝大門、大門駅周辺

南口から金杉橋方面周辺の状況ですが、この時間は芝大門方面から駅に向かう人で多くの人通りがありました。
周辺の飲食店の集客状況ですが、「魚金」は約7割、「北の国バル」は4割程度、また「酒場フタマタ」は6割程度と満席にはなっていませんが居酒屋業態は総じて集客がありましたが、ラーメン店や定食屋などはノーゲストの店も見られ、時間帯にもよるのかもしれませんが夜の集客に苦戦している様子が伺えました。

次に、金杉橋方面から大門駅に向かう通り、つまり駅に向かう通りを縦導線とすると横の導線にはがほとんどでありませんでした。そのなかでも、飯田橋や蒲田にもあるカレー屋の「いっぺこっぺ」やフレンチビストロ「オデリスドドディーヌ」は7割程度入っており、目的型の店としてしっかり集客ができておりました。
次に大門駅周辺の芝神明商店街周辺ですが、人通りはほとんどでありませんでしたが、商店街入り口の「ギンダコハイボール酒場」や「ガブリチキン」「神鶏」などは6~8割の集客があり賑やかな様子でした。

また商店街の奥にはいった角地にある「鶏繁」もコロナ騒動前同様、ほぼ満席でした。
大門駅から浜松町駅北口に向かうと、老舗の「秋田屋」は店前で飲んでいる客もおり満席、「ふじ屋」などサラリーマンにぴったりの居酒屋はどこも満席に近い状態でしたが、逆に「ディプント」や「バリーズ」などは若い人はいるものの集客としては3割程度といった状況でした。

 

13)高田馬場駅

時 間:20:00~21:30
エリア:戸山口方面、早稲田通り沿い東西、裏馬場エリア

戸山口方面に関しては人通り普段の6割程度。チェーン店が多いエリアであるが、餃子居酒屋など押しのメニューがある店舗の客入りは6割程度。一般的な居酒屋の客入りは3割程度となっている。チェーン系ファーストフード業態は客入り8割程度と良好。

早稲田通り東側に関して人通りは普段と大きく変わらず多いが、サラリーマン層が少なめの印象。ラーメン店や丼業態、定食業態は8割の客入りを確認。反面、チェーン系居酒屋の客入りは2割程度となっている。

裏馬場エリアについては平時と変わらずの客入り。基本的に小坪の店舗はほぼ満席となっている。業態問わず繁盛しており、エリアの人気の高さを感じる。
早稲田通り西側方面については、人通り、客入り共に平時の5割程度の印象。ラーメン業態等には客入り良好であるが、駅に向かって歩いている人が非常に多いように見える。反面、さかえ通りは平時とほぼ変わらない人通りとなっている。

一部休業中の店はあるものの、魚金様をはじめ多くの飲食店が繁昌しているように見える。
総じて会社オフィシャルの大人数の飲み会需要が無くなっており、友人同士での需要が強いため、小規模店舗ほど繁盛しているように見える。また、サラリーマン層がガラス張りで外から見える飲食店を避けており、外から中が見えにくいお店を選ぶ、裏通りに入ったお店を選ぶという傾向を感じる。

 

14)鶯谷駅

時 間:19:00~20:20
エリア:北口~南口

【北口】
改札を出た場所に居酒屋が並ぶが、サラリーマンはおらず、客層は50代~70代の男性(おそらく地元客)客のみ。
北口には飲み屋が少なく、チェーン店のマクドナルド、松屋があり、店に立ち寄らずに帰宅する人が目立つ。人通りは多い。
上階店舗は入っている店舗でも2割程度の客入り。

【南口】
南口を出て東側(言問通り側)に向かうと小さな飲み屋が並ぶ。客層は40代~70代の男性がで、サラリーマン、地元客が半々。
大衆系の居酒屋への客入が良く、横並びの席も間引きせず、積めて座らせている。
人通りは北口よりも多く、言問通り沿いを中心に繁盛店が目立つ。

<客入状況>

【北口】
・加賀屋:5割、養老乃瀧:3割、米吉うどん:満席、美叙飯店(中華):9割 ※言問通り沿い、鶯谷園(中華):満席 ※言問通り沿い、台湾料理 桃園:7割 ※言問通り沿い

【南口】
・あじとよ屋(居酒屋):1階7割、2階1割 ※言問通り沿い、鶯家(ラーメン):5割 ※言問通り沿い、ゴールデン酒場(居酒屋):6割 、浅草弥太郎(居酒屋):2割 、鳥椿(焼鳥):満席 、串カツ田中:4割 ※言問通り沿い、もりもり(居酒屋):6割 ※言問通り沿い、うぐいす(居酒屋) :6割 ※言問通り沿い、晩杯屋:満席 ※言問通り沿い、ビストロ五感:5割 、かぶら屋:4割 、ささのや(立ち飲み):満席 、長浜や:2割

 

15)中村橋駅

時 間:20:00~21:00

中杉通り、千川通り共に飲食・帰宅導線である為帰宅するサラリーマンで人通りはかなり多かった。
中杉通り沿いの「浜焼太郎」(添付1)は、テラス席の利用と店内で約8割程は入っており、換気の面からか以前よりも客入りが増えている印象。人気ラーメン店の「似星」(添付2)もドアを開けた状態で営業しており、帰宅途中のサラリーマンで4割程。
「らあめん花月」(添付3)も5割ほど入っており、以前とほぼ変わらず。商店街から少し外れた「筑前屋」(添付4)は周辺住民、サラリーマンで5割程。
20時半時点での客入りとしては全体的に以前と変わらずか、若干増えている印象。人通りの多さを見てもサラリーマンの帰宅時間等の影響もあるように思う。

 

16)秋葉原駅

時 間:19:45~21:15

【昭和口高架下】
19時45分時点で高架下の大衆居酒屋のほとんどが満席状態。【新時代】や【四文屋】や【やきとん元気】など店前にテラス席を設けている大衆居酒屋は比較的に満席の飲食店が多く、逆に空中階や店内営業だけどイタリアンなどは入店率が2-3割り程度となっている。駅を背に飲食店を探している通行人は少なく、飲食店から出て駅に向かう人や会社帰りの帰宅中サラリーマンが駅に向かって通行している。

入店率のある飲食店の客層として、中年層、年配のサラリーマンが多く、昭和口高架下には私服層は見受けられない。
1人で入るような【春日亭】や【小諸そば】には1人2人程度の入店率。あまり単身で夕食を済ましすサラリーマン層は見受けられない。

【外神田3丁目】
大衆系居酒屋が少ないため、帰宅途中のサラリーマンは少なく、逆に私服の若年層が多く見受けられる。コロナ以前のランチ時はランチ難民が多くいる場所だが、20時50分時点では客引き(メイド喫茶)のみ。単身でも立ち寄る【春日亭】や【スタ丼】や【パンチョ】や【吉野家】の客入りはなく、入っていても私服の若年層が3-6人。

【中央口・電気街口】
路面・空中階のチェーン居酒屋は入っていても3-4割り程度で、単身で入るような【ゴーゴーカレー】や【日高や】は中年層サラリーマンが5-6割り程度に入っている。
電気街口の高架下電気店はすべて閉店しており、人通りとしてはサラリーマンの帰宅者か外神田3丁目より来る帰宅客のみ。外国人は見受けられない。

 

17)浅草駅

時 間:18:20~20:00
エリア:雷門通りの北側、仲見世通り~六区の辺り

18時以降の浅草は物販店など観光特化のテナントは閉店済みが多いため、仲見世通り、浅草寺周辺の人通りは少なめでした。
居酒屋需要ではやはりホッピー通りが強く、「大勝」「岡本」「浩司」「三幸」「ととや」とんぺい「もつくし」「どん」「高橋」「浅草国際酒場」「つくし」など多数の居酒屋がほぼ満席の盛況ぶり。

その他の通りでは鳥良や串カツでんかな等のチェーン店が苦戦する一方で、たぬき通りの「豚とことん」「香味家」、すしや通りの「なりた」「鳥元」、食通街の「 串屋横丁」、六区通りの「捕鯨船」などコロナ前から人気のテナントは8割以上の客入りとなっていました。
その他、満席までいかずともテラス席のあるテナントについてはテラス席のみ満席になるなど、現在の社内情勢や気候・気温の影響が顕著に出ていました。人通りについては仲見世通りから国際通りの方に向かうにつれて増えていき、六区のドン・キホーテ周辺には多数の人がいらっしゃいました。
全体的にテナント毎の繁盛の度合いにかなり差がありますが、賑やかな浅草が少しずつ戻ってきた印象です。

 

18)亀有駅

時 間:18:45~20:00

北側
ロータリー中心に正面と東側(環七方向)に進む 流れ中心

南側
ロータリーを中心に東側(環七方向)へ向かう流れが際立つ。環七沿いにあるアリオ手前で分散している
※(アリオ並び)環七沿いのいきなりステーキは2組

①南北の客入状況
北側(1巡目)
・餃子の王将:サラリーマン5割
・1階とりいちず、2階鳥貴族:2割
・(線路沿い2階)晩杯屋: 2割
※(向かい)扇屋:3割
(2巡目)流れは大きく変わらず、帰宅者数は減少。店舗へ立寄る人は少ない様子

南側
・ 南口正面のバス通り:入店1組まで
・ロータリー周辺のファスト系チェーン店も2組程度
・ゆうろーど:物販店が中心:既閉店が多い
中町商店街
・亀有メンチ:テイクアウト、イートイン2組づつ
・リリオ飲食店街:1階は3割まで、地下は1割まで

②周辺繁盛店
北側
・もつぎん:7割
・加津良:満席。自転車状況から地元常連
仲通り商店街
・江戸っ子:1階満席、店外まで立飲み。2階は空き
※向かい磯丸2組
・ (線路沿い)から揚げの天才:テイクアウト待ち3組、イートイン8割
※ (2軒隣)丸亀:テイクアウト待ち3組
・(環七沿い)焼肉山河:満席。家族連れ、私服が多い
・ 串の介:(2巡目)7割
南側
・居酒屋さわ田: 8割、私服のみ
・やきとん吉田:8割、私服8とサラリーマン2

総評:駅からの帰宅者よりも、地元客が駅周辺まで出向き入店している印象です。帰宅には家食用のテイクアウト率ある様です。
駅周辺のファストフード店も入店率3割越える店舗なし。 南北駅前にマクドナルド、松屋、日高屋があるが、日高屋だけ2巡目に7割という程度

 

19)用賀駅

時 間:19:30~20:30

【状況】
居住メインの駅となるため、夜は降車する人が多くおり、東口、北口、南口それぞれに人が流れていきます。
そのまま直帰するか、スーパーに立ち寄る様子の人が多く、飲食店に入る人は少数です。
世田谷ビジネススクエア内はスタバやウェンディーズといったチェーン店はじめ、1-3割程度の入り。
唯一大戸屋が5割程入っており、私服の年配客が主な客層でした。
北口は飲食店の母数が少なく、目立った入りはありません。
南口は駅直結で村さ来、なかむらやと居酒屋がありますがこちらも1割程の入りです。
東口は427号沿いに松屋や花月などのチェーン店が並んでいます。
仕事終わりのサラリーマンが立ち寄っておりましたが、1-2割程度。
1本裏になる、鳥貴族やすみれ、とり鉄も同様です。
駅から離れた串カツ田中は4名客が3組。すべて大学生にみえる私服の客でした。

【北口】
点心酒場青参 1割

【南口】
フレッシュネスバーガー1割、モスバーガー2割、村さ来1割、なかむらや1割、ながた3割

【東口】
鳥貴族2割、すみれ2割、とり鉄2割、牛角1割、花月0、松屋1割、松のや1割、れんげ食堂toshu4割、CoCo壱2割、vansan1割

 

20)自由が丘駅(北口、南口)

時 間:19:30~20:30

北口駅前は帰宅時間帯にもかかわらず人通りは多くありませんでしたが、自由通りと女神通りの間に位置する飲食店街(美観街周辺)はサラリーマンを中心に大衆居酒屋、焼鳥屋が賑わっていました。客層は高めの30代後半~、ほとんどが男性客です。ラーメン屋に限ってはどこも2~3割ほどの客入りでした。

【東側自由通り】
飲食店自体が少ないが、閉店している店もあり、賑わっている店はボエムのみ。
サラリーマンよりも若めの20代~30代がメイン

【南口マリクレール通り、九品仏緑道】
物販店が多いため、飲食需要の客はほとんど見られず。地元の通行人が多数。
サラリーマン姿はほぼなく、スーパーへの買い物客が流れているのみ。

【南口西側 trainchi周辺】
一部飲食店で賑わっている店があるが東側以上に客入りの落差が激しい。
周辺で賑わうというより、店を狙って訪問している印象。

【線路北側学園通り方向】
チェーン店系居酒屋、個人店、スナック街など並ぶが、どこも3割以下。
人の流れ自体があまりなく、奥に抜けていく住宅街への導線利用がほとんど全体的に人の流れは北口東側に集まり、駅前にスーツ姿はあまり見かけなかったが、居酒屋の多くはサラリーマンで溢れ、活気があった。

サラリーマン客ではないが、イタリアン(ヴィノテカ メッシーナ)で2時間制にしている店舗もあるほど。
西側、南側は物販店が多いので21時手前になると、極端に流れが止まっている。
19時台でも中食として営業している店は少なく、すみれが焼鳥を販売していたが、商品が多く残っていた。

【北口】
天寅  天ぷら  2割、ラーメン吉もん  1割、吉野家  5割、焼鳥 かとりや  満席、焼鳥 阿波乃里  満席、ヴィノテカ メッシーナ 8割、小樽食堂 花火 3割、居酒屋 ねぶた 3割、魚斎 2割、ボエム 9割

【南口】
塩そば 加とう 2割、サクラバル 3割、酒場シナトラ 満席、鶏専  満席、GONZO 3割、沖縄料理 たいよう食堂 1割、ピザ17 7割、ラテ グラフィック 5割

 

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