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安心感のある飲食店の対策は「アルコール消毒+3密防止」、飲食店あれこれ徹底調査

2020.09.30

一般財団法人サニクリーンアカデミーは、2020年7月15日~17日に、飲食店利用者を対象に「新型コロナウイルスによる飲食店利用状況」に関する調査を実施した。衛生に対する意識や行動の変化をまとめた本記事の他、従業員の感染症対策に着目した記事もリリースしている。
以下プレスリリースより抜粋
 
こちらもあわせてご覧ください
7割が「従業員が正しくマスクを着用していると安心」と感じる、飲食店あれこれ徹底調査
 

本当に安心安全な衛生管理とは

 

まずは、飲食店利用頻度と利用するタイミングについて聞いてみました。

Q. 飲食店利用頻度と利用するタイミングは?


「利用していない」は全体の3割、夕食・ディナー利用の減少幅が最大!
飲食店の利用頻度は「飲食店を利用していない」と回答した人が全体の約3割となりました。これは、前回調査を実施した2019年9月時点と比較すると約3倍になります。利用するタイミングについては、夕食・ディナーでの利用が大幅に減少しています。前回の調査との比較では、夕食・ディナーで利用する割合がマイナス25ポイントとなり、大幅に減少しています。また、軽食やドリンク・アルコールのみの利用も22ポイント下落していました。

 

次に、飲食店を利用した際に、気にするようになったことを聞いてみました。

Q. 飲食店利用に際し、変化したことはなんですか?



人との接触は「距離」と「時間」で減らしている!
月に1回以上飲食店を利用する人を対象に、飲食店を利用する際に変化したことを聞きました。最も多かったのは、「混雑している店を避ける」ことでした。3位には「滞在時間の短縮」がランクインしています。新型コロナウイス感染症の影響で、人と物理的な距離を保つだけではなく、時間短縮という点でも接触を減らすよう努めていることが分かりました。感染抑制と営業のバランスを取るために、席数を減らし、回転率を上げるという飲食店の取り組みは、利用者視点においても来店しやすいお店作りになっているようです。

 

それでは、飲食店でどういった対策をされていると安心するか聞いてみました。

Q.安心できるお店の対策は何ですか?



安心できる対策は「アルコール消毒+3密防止」!
お店の対策では、「アルコール消毒」に関することや「定期的な換気」に高い安心感を得られるという結果になりました。また、座席の間隔を空けることや仕切りを設けるなど、3つの密を防ぐ取り組みも安心できるとの回答が多く得られました。

 

次に、お客様はどういった言葉に安心を感じるか聞いてみました。

Q.滅菌・除菌・殺菌・消毒、最も安心できるものはどれですか?



「除菌」は安心じゃない?
安心なイメージ1位は「殺菌」だけど…

これらの言葉のイメージについて、最も安心だと感じるものを聞きました。1位は、殺菌という結果になりました。「殺」という文字が、菌に効果がありそうな印象が強いのかもしれません。2位は消毒、3位の滅菌と4位の除菌は僅差となりました。菌にとっては3位だった「滅菌」が1番恐ろしい対策といえます。除菌や殺菌は菌数について定義がないことに対し、滅菌は、対象物の全ての微生物を殺滅や除去することだからです。
(参考:日本薬局方[通則40] https://jpdb.nihs.go.jp/jp17/jp17-1.pdf)
しかし、実際の対策として大切なのは、4位だった菌を取り除く「除菌」をしっかり行うことが効果的です。

 

アンケート調査概要
● 調査地域:全国
● 調査対象:男女 20〜60代
● 調査期間:2020年7月15日(水)〜17日(金)
● 有効回答数:441サンプル



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