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21年12月飲食店予約数はコロナ禍以前の水準を上回る

2022.01.14

飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営する株式会社エビソルは、2021年11月29日~2022年1月2日の5週間分の飲食店の前年対比の予約状況を公開した。以下プレスリリースより抜粋。
 

飲食店予約数はコロナ改善を上回るも
オミクロン株第6派に懸念が高まる

 

飲食店の予約推移に関する調査サマリ

<全国(1店舗あたり)>
12月総予約数:303.9件
1日平均予約数:8.7件
(対2019年比:108%)
(対前月比:123%)

<大阪(1店舗あたり)>
12月総予約数:358.3件
1日平均予約数:10.2件
(対2019年比:107%)
(対前月比:124%)

<東京(1店舗あたり)>
12月総予約数:274.9件
1日平均予約数:7.9件
(対2019年比:98%)
 (対前月比:122%)

 

<全国>

飲食店における12月度の1日平均予約数は、対前月比は123%、2019年同月比では108%に増加。年末年始休暇が追い風となり、12月20日週には1店舗あたりの予約数が2021年最大の69.0件に。一方で、グループサイズや二次会需要が完全には戻らず、新変異種「オミクロン株」の感染拡大により、まん延防止等重点措置を適用する方針が決定された地域も見られることから、飲食店は一層の経営効率化が求められる。

 

<大阪>

大阪府における1日平均予約数は、対前月比は124%、2019年同月比は107%と、全国同様数字の上ではコロナ禍以前を超えると回復が見られる結果に。12月以降全国で飲食店の人数制限が解除される中、大阪府では12月に続き1月以降も「1テーブル4人以内」などの制限が継続されることが決定するなど、コロナ禍3年目も厳しい環境が続く。

 

<東京>

東京都における1日平均予約数は、対前月比は122%と全国・大阪同様に増加が見られたが、2019年同月比は98%とコロナ禍以前の水準には満たない結果に。一方、12月20日週は67.5件と、国内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された2020年1月以降最高の予約数を記録した週に。東京では2022年1月以降新規感染者は増加傾向にあり、「第6波」への懸念が高まる。

 

エビソル飲食店予約推移・12月度(2021/11/29〜2022/1/2)

<全国(1店舗あたり)>12月総予約数:303.9件/1日平均予約数:8.7件(対2019年比:108%、対前月比:123​​%)

 全国の飲食店1店舗あたりにおける2021年12月度の1日平均予約数は前月の7.1件から8.7件と、前月比123%に増加しています。総予約数は、前月の199.3件から303.9件と、対象期間(週数)の違いを考慮しても大幅な増加を見せています。10月1日の緊急事態宣言解除から飲食店予約数は増加の兆しを見せていましたが、12月の年末年始休暇が追い風となったのか、12月20日週には予約数が2021年最大となる69.0件に上りました。

 一方で、予約数という数字上は客足回復が見受けられるものの、利用人数を示すグループサイズや二次会需要は完全には戻らず、売上面では“完全回復”とは言えない状況が続いています。また、10月以降続く人手不足に加え、追い打ちをかけるように年末年始期間以降新規感染者数も増加しており、環境改善が進まないなか、飲食店には一層の経営効率化が求められます。

 

<大阪(1店舗あたり)>12月総予約数:358.3件/1日平均予約数:10.2件(対2019年比:107%、対前月比:124​​%)

 大阪における飲食店1店舗あたりの1日平均予約数は前月の8.2件から10.2件と、前月比124%に増加しています。総予約数は、前月の230.6件から358.3件と、全国同様対象期間(週数)の違いを考慮しても急増しています。
 12月以降、東京を含む全国各地で制限緩和が順次適用されていく中で、大阪では12月以降も「1テーブル4人以内」、「会食は2時間程度まで」といった行動制限が要請されています。新規感染者数の減少に合わせて2022年1月以降制限解除が予定されていましたが、年末年始休暇を経て制限要請の継続が決定。コロナ禍3年目となる2022年も、大阪では当面制限下の営業が求められます。

 

<東京(1店舗あたり)>12月総予約数:274.9件/1日平均予約数:7.9件(対2019年比:98%、対前月比:122​​%)

 東京における飲食店1店舗あたりの1日平均予約数は前月の6.5件から7.9件と前月比122%に増加しています。総予約数も前月の182.6件から274.9件と、対象期間(週数)の違いを考慮しても大きく増加。週別の予約数では、12月20日週に67.5件と、国内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された2020年1月以降最高となる数字を記録しました。一方、全国・大阪では対2019年比が100%を超えたものの、東京では98%とコロナ禍以前の水準にい満たない結果に。特に最終週となる12月27日週は、帰省の影響か予約数も減少しています。

 東京ではグループサイズや営業時間における制限が緩和されており、飲食店の売上回復が期待されていたなか、年末年始以降新規感染者数が徐々に増加。2022年1月4日には約3か月ぶりに1,000人を超えるなど、「第6波」への懸念が飲食店に与える影響によって、不安定な環境が続きます。

調査期間:2019年12月30日〜2022年1月2日
調査対象:「ebica」および「グルメサイトコントローラー」をご利用の全国約4,000店舗
実施機関:株式会社エビソル

 

※1:予約管理システム「ebica」および「グルメサイトコントローラー」で全ての予約を一元管理している全国約4,000店舗の前年対比の予約状況
※契約店舗1店舗あたり、1週間における平均予約数を算出。
※ISO WEEKカレンダーの定義に沿って、前年同週対比となります。
※本報道発表資料に記載されている会社名および製品・サービス名は、登録商標または商標です。
※本報道発表資料に記載されている内容、製品、仕様、問い合わせ先およびその他の情報は、発表日時点のものです。これらの情報は予告なしに変更される場合があります。

 

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