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外食市場調査(2023年9月度)

2023.11.02

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2023年9月度の「外食市場調査」を実施し調査結果を報告した。以下プレスリリースより一部抜粋。

ホットペッパーグルメ外食総研のロゴ図

男女約1万人を対象にした外食市場調査【9月度】

概況

2023年9月の外食市場規模は2790億円(前年同月比 +336億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は2019年9月比88.1%でコロナ禍以降最も高水準
「食事主体」は9割台、「飲酒主体」「軽食主体」は8割台まで回復

今月のポイント

  1. 外食市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比)は88.1%で前月(同80.2%)より大幅に改善
  2. 「食事主体」業態は19年比93.6%、「飲酒主体」業態同80.2%、「軽食主体」業態同83.5%

2023年9月の外食市場規模は、3圏域合計で2790億円。前年同月比(以下、前年比)は+336億円と22カ月連続して前年実績を上回った。市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比、以下19年比)は88.1%(P10参照)で、前月の同80.2%から大幅に改善、コロナ禍以降(2020年3月以降)では最も高水準となっている。外食実施率の19年比(88.7%)は前月(同89.1%)をわずかに下回ったが、外食頻度の19年比(91.7%)と外食単価の19年比(112.5%)はそれぞれ前月(同84.8%、110.3%)を上回り、市場規模の回復に寄与した。市場規模の食事主体業態・計は19年比93.6%(前月同87.2%)、飲酒主体業態・計は同80.2%(同68.2%)、軽食主体業態・計は同83.5%(同70.9%)で、食事主体業態・計と飲酒主体業態・計はコロナ禍後以降では最高値。主要16業態中では14業態で市場規模が前年を上回り、19年比では「カラオケボックス」(119.2%)、「アジアン料理店」(108.0%)がコロナ禍前の市場規模を上回った。

3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)

  • 2023年9月の外食(※1)実施率は 67.4% (前月比増減 -1.3pt、前年比増減 +4.0pt)
  • 2023年9月の外食頻度(※2)は 3.80回/月 (前月比増減 +0.10回、前年比増減 +0.06回)
  • 2023年9月の外食単価は 2,752円 (前月比増減 -20円、前年比増減 +150円)
  • 2023年9月の外食市場規模(※3)は 2790億円 (前月比増減 +2億円、前年比増減 +336億円)

※1 ※2 ※3 P10参照

圏域別

  • 外食実施率は、首都圏:66.6%(前年比増減 +3.4pt)、関西圏:68.6%(同 +5.6pt)、東海圏:68.4%(同 +3.7pt)
  • 外食頻度は、首都圏:4.00回/月(前年比増減 +0.07回)、関西圏:3.64回/月(同 -0.01回)、東海圏:3.36回/月(同 +0.19回)
  • 外食単価は、首都圏:2,827円(前年比増減 +69円)、関西圏:2,799円(同 +344円)、東海圏:2,328円(同 +158円)
  • 外食市場規模は、首都圏:1726億円(前年比増減 +148億円)、関西圏:745億円(同 +137億円)、東海圏:320億円(同 +52億円)

業態別(3圏域計)

  • 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 +98億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同 +36億円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(同 +30億円)等16業態中14業態で前年を上回った。
  • 「居酒屋」(延べ回数 +185万回、単価 +209円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(延べ回数 +59万回、単価 +169円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。
プレスリリース詳細

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