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「調布」再開発によりさらに利便性を増した街

2024.01.29

街レポ

調布は、深大寺（駅から車で約10分）が発祥と言われている「深大寺そば」や「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるの出身地で知られています。新宿駅から最速15分とアクセスが良く、京王線・相模原線の合流駅ということもあり利用者も多いです。駅周辺は2012年の駅の地下化により大型施設が集まる整備された街並みが広がっています。また2014年から段階的に進められていた再開発事業は2025年の完成を目指して進行しており、さらに住みやすい街へ変わっていこうとしています。※2024.1.29更新（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

駅名	調布
駅所在地	東京都調布市布田4丁目

路線 / 利用状況

京王電鉄(京王線等)	109,110人
乗降者数：計	109,110人

※1日平均の乗降客数：京王電鉄(2022年度鉄道会社HPより)

各出口の特徴

広場口・中央口	駅西側にあり調布PARCOや南口大通りにアクセスしやすい出口。バスロータリーが2か所設置されており、広場のように開けた駅前になっています。
東口(北)・(南)	広場口・中央口よりも小さい出口ですが、飲食店が多く集まる調布百店街に近いです。

街の立地特性

住宅街 / 商店街 / 繁華街

街の特徴

都心部にほど近いベッドタウンとして知られ、小綺麗な街並みが人気の街「調布」。かつて京王線は地上を走っていましたが、通勤通学の時間帯に発生する「開かずの踏切」や交通渋滞を緩和するため、地下鉄化工事に着手。約8年の年月をかけて2012年に地下駅の営業を開始しました。もともと地上にあった駅舎や線路は商業ビルやマンションへと姿を変え、駅前は広々と開けた広場が整備されました。
駅周辺は、トリエ京王調布や調布PARCOなどの大型商業施設が集まっており、アパレルショップや飲食店、サービス店など多種多様な店舗がテナントインしています。また駅南側は、市役所や文化施設、外資系保険会社の巨大オフィスビルなどが建っています。
2014年から段階的に整備が進められている「調布駅前広場整備」は、2025年度末の完了を目指しています。広場を周囲の施設や行き交う人々の属性によってイベントゾーン、コミュニティゾーン、みどりの庭ゾーン、おもてなしゾーンの4つのエリアに分け、それぞれの特性に合わせたスペースとして利用する予定です。ますます住みやすい街へ変わっていく調布駅に注目が集まっています。

整備された街並みが広がる駅周辺の一方で、昭和ながらの雰囲気が漂う商店街も残っています。東口(北)の近くから旧甲州街道まで伸びる「調布百店街」や、かつての調布駅駅舎目の前に位置していた「調布銀座」などは、レトロな雰囲気が人気な商店街です。
調布駅が営業を開始したのは1913年。京王電気軌道(現在の京王線)が開通し、関東大震災の影響もあって多くの人が移り住みました。昭和期に入ると「東洋のハリウッド」と呼ばれるほど映画で栄えた街となります。撮影所や劇場、映画に関連する企業が多数集まり、同時に商店や料亭などが続々と軒を連ねるようになりました。