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「横丁」「専門店」にトレンドの兆し？キーワードから予測する検索トレンド

2022.06.09

話題

おでかけ情報サービス「aumo」を運営するアウモ株式会社は、2022年3月のまん延防止等重点措置（以下「まん延防止措置」）解除後の、おでかけに関するトレンド調査レポートを公開した。以下レポートより抜粋。

まん延防止措置解除後で外食ニーズが上昇
「横丁」「専門店」「旅行気分」がトレンドのポイントか

今回発表するのは、都道府県名やおでかけに関するキーワードなど18ジャンル計846のキーワードを対象とするGoogle検索回数をもとにしたトレンド調査・予測です。

調査サマリ

・2022年3月は、国内ほぼ全ての地域やおでかけジャンルのキーワード検索回数が2019年3月比で100%を上回り、コロナ前に比べおでかけに積極的な傾向が見られた。

・特に厳しい行動制限や営業規制のあった「居酒屋」や「観光」また、緊急事態宣言発令期間が長期化した主要観光地（東京、大阪、沖縄）は、まん延防止措置解除後に検索回数が急上昇した。

・近年続くコリアンブームにより、東京や大阪の中でも新大久保や鶴橋などは検索回数がコロナ前に比べて2倍以上に急上昇した。

・緊急事態宣言やまん延防止措置期間中においても「〇〇横丁」や「〇〇専門店」など、グルメに関する一部のキーワードがトレンドとなった。

調査結果1. コロナ期前後でのGoogle検索回数の変化

2019年3月と2022年3月の都道府県別Google検索回数の比較

・コロナ前の2019年3月と比較して、2022年3月には国内の全地域名の検索回数が100%を上回った。
・緊急事態宣言やまん延防止措置が発令されていた時期を通して、①京都・奈良②山梨・静岡など、主要都市から日帰りで行ける地域名の検索回数が増加した。
・緊急事態宣言発令期間が長期化した主要観光地の東京、大阪、沖縄は、2022年2月からまん延防止措置が解除された同年3月にかけて検索回数が急上昇しており、今後更にトレンドが加速する見込み。

2019年3月と2022年3月のジャンル別Google検索回数の比較

・コロナ禍でも、三密を回避できる「公園」「旅館」「ドライブ」などのニーズが高まり検索回数が大きく増加した。
・コロナ禍となり外食の機会が減ったことをきっかけに、コロナ前に比べ「寿司」「焼肉」など高単価となる外食の検索ニーズが高まったとみられる。
・今後は行動制限の解除により、「〇〇×旅館」「〇〇×観光」や「△△×ホテル」「△△×観光」など、宿泊場所と観光に関するキーワードをセットで検索するトレンドが加速する見込み。

調査結果2.今後更なるトレンド上昇が予測される検索キーワード

トレンド予測「新大久保」

トレンド予測「鶴橋」

・コロナ禍においても、日本のコリアンタウンとして知られる新大久保や鶴橋の検索回数が増加した。
・継続するコリアンブームの影響により、国内で韓国旅行気分を味わえるコリアンタウンの人気が上昇したと考えられる。
・まん延防止措置解除後も新大久保や鶴橋の検索回数が増加し続けており、今後しばらくはトレンドの加速が続く見込み。

トレンド予測「新宿横丁」

トレンド予測「虎ノ門横丁」

・レトロな雰囲気と個性的なメニューのグルメが同時に楽しめる「ネオ横丁」の検索回数が上昇した。
・新宿、渋谷、恵比寿などをはじめとする首都圏に次々と「横丁」と呼ばれる飲食店街がオープンし、空前の横丁ブームを迎えている。
・客席同士が近く交流や出会いの場としても知られる横丁は、人々のコミュニケーションが少なくなったコロナ禍においてオアシス的な存在になったといえる。

トレンド予測「りんご飴専門店」

トレンド予測「カヌレ専門店」

・2019年頃にタピオカや唐揚げが火付け役となった専門店ブームがいまだ継続している傾向。
・直近はカヌレやりんご飴、ドーナツなどスイーツ系のトレンドが加速し、それらを取り扱う専門店の検索回数も増加している。
・異国料理として知られる「台湾餃子」や「麻辣湯（マーラータン）」の検索回数が増加しており、国内にいながら海外グルメを味わえる専門店に人気が集まっていると考えられる。

調査レポート概要
[Google検索回数比較]
調査機関：アウモ株式会社
調査期間：2019年3月、2022年3月
調査対象地域：全国47都道府県
調査方法：18ジャンル計846のキーワードをもとにGoogle検索回数を調査

[Google検索トレンド調査]
調査機関：アウモ株式会社
調査期間：2021年5月から2022年5月まで
調査対象地域：全国47都道府県
調査方法：18ジャンル計846のキーワードをもとに「Googleトレンド」でキーワードの人気度を調査。グラフ上の最高値を基準として検索インタレストを相対的に表し、100%の場合はそのキーワードの人気度が最も高いことを示し、50%の場合は人気度が半分であることを示す。

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