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5月度の飲食店売上動向は「複数人でのディナー」特に居酒屋が回復へ
2022.06.27
複数人で楽しむディナー系で大きく回復!
特に居酒屋の回復率が高い
【調査結果】
新型コロナ新規感染者数は緩やかに減少しており、都市部・繁華街の人流も戻ってきている。消費者の外食行動は コロナ以前に戻りつつあると言っていいだろう。6月には外国人観光客の受け入れが再開されるなど、さらなる売上の向上・安定化が期待される。
【目次】
集計1:全国飲食店 売上月次推移(前年対比)
集計2:飲食店 売上週次推移 前年対比
集計3:飲食店 業種別・ジャンル別売上月次推移 前年対比
【集計1概要】
集計内容:飲食店 売上月次推移 前年対比
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:
<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日(2020年4月1日~2020年12月31日)
<2022年売上>2022年1月1日~2022年5月31日(2021年1月1日~2021年5月31日)
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,931社
【集計1サマリ】
5月度の売り上げは前月から36.9ポイント良化し、コロナ影響前(2019年)対比でも142%まで回復
5月度の売り上げは前月から36.9ポイント良化し、前年対比で163%回復した。 2021年5月の売り上げが2020年比152.9%、2020年5月の売り上げが2019年比56.9%(※1)なので コロナ影響前(2019年)対比でも142%となった。
5月度の時間帯別売上は、日中帯の前年対比が125.2%、夜間帯が203%。4月度以上に夜間帯の回復が著しい。 (日中=6~16時、夜間=17~翌5時)
5月は4月以上に全エリアで前年以上に大きく伸長。近畿地方での5月の回復率が最も高い。
(※1)【2020年5月】POSデータ定期レポート 「売上昨年同月対比 客単価別 表1」
【集計2概要】
集計内容:飲食店 売上週次推移 前年対比
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:
<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日(2020年4月1日~2020年12月31日)
<2022年売上>2022年1月1日~2022年5月31日(2021年1月1日~2021年5月31日)
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,931社
【集計2サマリ】
5月、新規感染者数減少傾向に伴い、4月度の傾向以上に複数人で楽しむディナー系で大きく回復し定着した
特に前述の近畿地方はGWにあたる2週目の前年対比の伸び率が高い。他エリアも5月に入ってからは高水準で推移している。
業種別で見ると、主業種ですべて前年対比で回復しているが、特に居酒屋の回復率が著しい(215.1%)。前述の「夜間帯の回復」の主要因と考えられる。
ジャンル別で見ると、前述の居酒屋のほかには「沖縄料理」「その他西洋料理」「鉄板料理」などの回復率が平均以上である。一方、「ハンバーガー」・「カレー」等の回復率は微減か横ばいである。4月度の傾向以上に、複数人で楽しむディナー系で大きく回復し定着したと言っていいだろう。
【集計3概要】
集計内容:飲食店 業種別・ジャンル別売上月次推移 前年対比
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店の中で、以下の5業種・25ジャンルに分類される店舗
・「食事系」:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン、寿司
・「軽食」:カフェ・喫茶、ハンバーガー
・「専門料理」:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、
中華料理、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本食、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、
沖縄料理
・「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋
・「その他」:バー
集計期間:
<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日(2020年4月1日~2020年12月31日)
<2022年売上>2022年1月1日~2022年5月31日(2021年1月1日~2021年5月31日)
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,931社
【集計3サマリ】
5月は全ての業種で前年対比で回復。特に居酒屋の回復率が高い。
業種別で見ると、5月は主業種ですべて前年対比で回復しているが、特に居酒屋の回復率が高く(215.1%)、前述の「夜間帯の回復」の主要因と考えられる。
顧客単価別でみると、2,000円台~7,000円台で前年対比で130%の伸長を示している。
前年対比で伸びが著しかった「居酒屋」は、全体的に伸び率は高いが、1,000円台と4~5,000円台の2つの山ができている。
前年対比で伸びが高かった「専門料理」は、3,000円台~7,000円台単価ゾーンの伸び率が高い。
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