活動・飲食ニュース

港区・赤坂エリア｜都会の洗練と歴史が共存、華やかな大人の贅沢エリア

2025.06.11

街レポ

港区は大きく分けて、芝エリア、赤坂エリア、高輪エリア、麻布エリア、芝浦港南エリアの5つに分けられます。どのエリアも個性的で、異なる歴史・文化・雰囲気を持ち、多様な魅力を持っています。今回はその中でも、ビジネス・文化・美食が交差し、華やぎと落ち着きが同居する「大人の街」・赤坂エリアをご紹介します。

関連リンク：港区の他のエリアの街レポを見る

港区・赤坂エリアの特徴

港区・赤坂エリアは政治中枢に近く、国際色豊かなビジネス街です。赤坂サカスや高級料亭 が並び、洗練された美食と文化が息づく大人の街。歴史的な建造物と最新の施設が融合し、都心でありながらも落ち着いた上質な住環境を誇ります。駅アクセスも抜群で、多様な魅力が凝縮されています。

港区・赤坂エリアの人たち

年齢層	40代後半～50代が多い
世帯構成	2世帯家族や夫婦が多い（2世帯家族：約41.8% / 夫婦：約31.1%）
人口	38,279人
世帯数	22,335世帯

※港区HP「統計データ > 人口・世帯数（住民基本台帳に基づく）」
※港区赤坂地区版計画書に関する区民意識調査報告

港区・赤坂エリアの飲食店傾向

どんな飲食店が多い？

和食：約32%

赤坂エリアには洗練された和食店が点在しています。会食や接待にも最適な個室を備えた老舗料亭から、旬の食材を活かしたモダンな創作和食まで、幅広いジャンルが揃います。落ち着いた雰囲気の中で、職人の技が光る本格和食を堪能できるでしょう。ビジネスシーンからプライベートまで、様々なニーズに応える名店揃いのエリアです

居酒屋：約19%

赤坂エリアの居酒屋は、単なる大衆酒場に留まらない多様性が魅力です。おしゃれな雰囲気で女子会やデートにぴったりの店から、個室完備で接待にも使える落ち着いた店、コスパ抜群で気軽に立ち寄れる店まで揃います。海鮮、焼き鳥、もつ鍋など料理ジャンルも幅広く、美味しいお酒と共に、それぞれのシーンに合った居酒屋が見つかるでしょう。

カフェ・喫茶店：約17%

赤坂・表参道エリアには、個性豊かなカフェ・喫茶店が揃っています。 表参道のケヤキ並木を眺めながら過ごせるテラス席のある開放的なカフェや、こだわりのコーヒーを提供する隠れ家のような喫茶店、さらにはレトロな雰囲気漂う純喫茶まで、選択肢は様々です。ショッピングの合間の休憩や待ち合わせ、ゆったりと時間を過ごしたい時にぴったりの、おしゃれで居心地の良い空間が多数見つかります。

＞港区・赤坂エリアの居抜き物件（店舗）を探す

港区・赤坂エリア周辺の飲食店の値段相場

ランチ帯：	1,000～2,000円
ディナー帯：	3,000～4,000円

※食べログ調べ

港区・赤坂エリアの店舗物件の相場

これまで「居抜き店舗.com」に掲載した物件調べでは、港区・赤坂エリア内の主要駅から徒歩10分圏内、1階路面店＆15坪以下の物件の平均家賃相場は以下のような結果です。

駅名	平均賃料
赤坂見附駅	40.2万円
赤坂駅	34.9万円
表参道駅	44.7万円

＞港区・赤坂エリアにある飲食店の居抜き物件（店舗）を探す

新規オープン情報

2025年6月現在、「居抜き店舗.com」における港区内の成約事例は246件

＞成約事例はこちら

港区・赤坂エリアの地理と交通

港区・赤坂エリアにある路線・駅

港区の赤坂エリアは、多岐にわたる公共交通機関が利用でき、都心主要部へのアクセスに非常に優れています。特に鉄道網が発達しており、赤坂・赤坂見附駅では東京メトロ千代田線、銀座線、丸ノ内線が交差し、都内各所への移動がスムーズ！

また、表参道駅は銀座線、千代田線、半蔵門線が乗り入れ、渋谷や新宿、大手町方面へのアクセスに便利です。さらに、外苑前駅と青山一丁目駅も銀座線と半蔵門線が利用可能で、青山一丁目駅には都営大江戸線も加わり、ビジネス街や繁華街へのアクセスを一層強化しています。

これらの鉄道網に加え、都営バスやコミュニティバス「ちぃばす」が運行しており、駅間の移動や周辺エリアへのアクセスを補完しています。幹線道路である青山通り（国道246号）や外苑西通りも通っており、車での移動も可能ですが、時間帯によっては渋滞が発生することもあります。全体として、このエリアは交通利便性が非常に高く、都心での活動拠点として非常に魅力的な立地と言えます。

街レポ｜主要駅紹介

赤坂駅

赤坂サカス、赤坂Bizタワーなどオフィスビルが建っている街。コスパ重視のリーズナブルな飲食店が多数営業しています。ビジネスマンのお腹を満たす、オシャレなバーやイタリアン、フレンチ、バルが多い印象を受ける街です。また、寿司屋、高級料亭など会食や接待に利用できる高単価の店も多く営業していることからも、ビジネス街としての特徴を強く持っていることがうかがい知れます。

名称	赤坂駅
住所	東京都港区赤坂5丁目
路線	東京メトロ千代田線

赤坂見附駅

赤坂見附駅周辺にはオフィスビルやビジネスホテルが建ち、平日はビジネスマンが多く行き交っています。普段使いできる低価格帯の飲食店はもちろん、接待や会合でも使えるようなワンランク上の上質で高級なリストランテや割烹料理屋も多数出店している立地です。飲食店が多く出店している商店街や通りがあり、ランチやディナータイムには多くの人が行き交います。

関連リンク
街レポ：「赤坂見附」高級飲食店の多いビジネスエリア

名称	赤坂見附駅
住所	東京都港区赤坂3丁目
路線	東京メトロ銀座線、丸ノ内線

表参道駅

「表参道」といえば、ケヤキ並木が続く道沿いに世界各国からの高級ブランド店が建ち並ぶ、洗練された雰囲気の通りが有名ですが、アパレルブランドが店舗を構えるのはメインストリートだけでなく、裏路地にも及んでいます。ショッピングをするのにもってこいの街ですが、加えてアパレル関連や外資系、IT系企業が集まり、オフィス街としての特性も持っています。また近年では「食のトレンド発信地」としても注目を集めております。

関連リンク
街レポ：「表参道」ハイブランドが集まる気品高いオフィスエリア

名称	表参道駅
住所	東京都港区北青山3丁目
路線	東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線

港区・赤坂エリアにある駅から店舗物件を探す

赤坂｜赤坂見附｜青山一丁目｜表参道｜外苑前

港区・赤坂エリアを走る路線から店舗物件を探す

東京メトロ銀座線｜東京メトロ千代田線｜東京メトロ半蔵門線｜東京メトロ丸ノ内線｜都営大江戸線｜

港区・赤坂エリアの文化（カルチャー）

港区・赤坂エリアの歴史と文化

港区の赤坂・青山エリアは、江戸時代から現代まで日本の歴史と文化の変遷を映す地域です。赤坂は、江戸時代には徳川家康が江戸城に入城した際に、城の西側防御拠点として赤坂見附門が設けられ、紀州徳川家をはじめとする有力大名や武家屋敷が立ち並ぶ地域として発展しました。

明治維新後も、それらの広大な敷地は政府高官や財界人の邸宅として利用され、現在も赤坂御用地や迎賓館としてその名残を見ることができます。また、明治時代から発展した花柳界は、戦後も「政界の奥座敷」として、政治や経済の重要な交渉の場となりました。現在も料亭文化が息づき、赤坂氷川神社や豊川稲荷東京別院など、歴史ある社寺も点在し、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

一方、青山方面は、徳川家の重臣であった青山忠成に由来すると伝えられています。江戸時代には幕臣の屋敷地や寺社が立ち並び、明治時代には陸軍青山練兵場が置かれました。その後、その敷地は明治神宮外苑として整備され、大正時代には関東大震災後の復興支援として同潤会青山アパートが建設されるなど、近代化の波を吸収してきました。現在では、ファッションや流行の発信地として知られ、骨董通りにはアンティークショップが並び、洗練された文化が形成されています。

このように、赤坂エリアは江戸時代からの歴史的建造物や史跡が残り、現代的な商業施設や文化施設と共存することで、独特の魅力を持つ街並みを形成しています。政治、経済、そして文化の中心地として、常に時代の最先端を走りながらも、古き良き伝統を大切にする、奥深い歴史と文化が息づく地域と言えるでしょう。

港区・赤坂エリアの名物と文化

政界の奥座敷・料亭文化	政治家や財界人が集う「政界の奥座敷」と称された赤坂には、今も数多くの高級料亭が点在し、和食の粋と特別な空間を提供しています。これは日本の伝統的な会食文化を象徴するものです。また、赤坂の「赤坂青野」の「赤坂もち」に代表されるように、歴史ある和菓子店が地域の食文化を支えています。季節の移ろいを表現する繊細な和菓子は、日本の美意識そのものです。
ファッション・アート・デザイン	流行の最先端を発信する青山方面は、国内外の有名ブランドの旗艦店が集まるエリアとして知られています。また、骨董通りには、アンティークショップや現代アートのギャラリーが軒を連ね、個性的な文化を形成しており、審美眼を持つ人々が集う場所でもあります。また、著名な建築家が手掛けた建物が多く、街全体がデザイン性を帯びています。カフェなども洗練された内装が特徴で、デザインのトレンドを肌で感じることができます。
歴史遺産と都市景観・自然	赤坂には赤坂御用地や迎賓館、赤坂氷川神社、豊川稲荷東京別院など、日本の歴史を物語る重要な場所が数多く存在します。これらは過去の姿を今に伝える貴重な遺産です。また、明治神宮外苑のイチョウ並木は、秋には黄金色に輝き、都市の中の憩いの場として親しまれています。このように、都会の中に豊かな自然が共存しているのがこのエリアの魅力です。

港区・赤坂エリアの商業施設・みどころ

商店街

赤坂一ツ木通り商店街

港区で最も古い商店街の一つとされ、飲食店を中心に多くの店舗が軒を連ねています。昼間はビジネスパーソンやOLで賑わい、夜には赤坂らしい活気ある雰囲気が漂います。かつては物販店も多かったですが、現在は飲食店が中心です。

名称	赤坂一ツ木通り商店街
住所	東京都港区赤坂4丁目

赤坂みすじ通り会

「三味線の三本の弦」が名前の由来とされる通りで、かつて花柳界の中心でした。現在もその雰囲気を残しつつ、国際色豊かな飲食店が多数集まり、テラス席のあるカフェや庭園のある料亭など、雰囲気の良い店が多いのが特徴です。

名称	赤坂みすじ通り会
住所	東京都港区赤坂3丁目

エスプラナード赤坂商店街（旧赤坂田町通り）

「エスプラナード」は、英語で「貴族の散歩道」や「高貴な避暑地の遊歩道」を意味し、新旧多彩な飲食店を中心に約90店舗が軒を連ねる、活気ある商店街です。かつては高級料亭が軒を連ねていた歴史もあります。

名称	エスプラナード赤坂商店街
住所	東京都港区赤坂3丁目10

骨董通り（南青山骨董通り）

正式名称は「南町通り」ですが、かつて骨董品店が多かったことからこの名で親しまれています。現在もアンティークショップやギャラリー、個性的なブティックなどが点在し、洗練された大人の雰囲気が漂います。路面店の入れ替わりも活発で、常に新しいトレンドを感じさせます。

名称	骨董通り
住所	東京都港区南青山5丁目12

祭りと行事

赤坂氷川祭（赤坂氷川神社例大祭）

江戸時代から続く、赤坂氷川神社の最も重要で歴史あるお祭りです。毎年9月に行われ、特に3年に一度の「神幸祭」では、江戸時代から伝わる貴重な曳山（山車）や宮神輿が赤坂の街を盛大に巡行し、多くの人々で賑わいます。都会のビル群を背景に練り歩く山車や神輿は壮観で、日本の伝統的な祭りの雰囲気を色濃く感じられます。宵宮巡行では夜の赤坂を山車や神輿が練り歩き、幻想的な雰囲気を醸し出します。

名称	赤坂氷川祭（赤坂氷川神社例大祭）
会場	赤坂氷川神社境内とその周辺

赤坂サカスでの各種イベント

TBS放送センターに隣接する「赤坂サカス」広場では、年間を通して様々なイベントが開催されます。例えばクリスマスマーケットや防災フェス、地域に根差したイベント、人気アニメや番組と連動した企画など、多岐にわたるエンターテイメントが提供されます。季節ごとにテーマが変わるため、訪れるたびに新しい発見があります。