活動・飲食ニュース
【2022年今年の一皿】株式会社ぐるなび総研が発表
2022.12.07
食を主要テーマにさまざまな調査・研究を行い、 その成果や提言を広く発信する株式会社ぐるなび総研(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:滝 久雄 以下、 ぐるなび総研)は、 今年の日本の世相を反映し象徴する食を発表する2022年「今年の一⽫(R)」記者発表会を開催しました。 以下、プレスリリースから抜粋。
2022年今年の一皿(R)は「冷凍グルメ」株式会社ぐるなび総研
■「今年の一皿(R)」公式サイト
コロナ禍で飲食店への急速冷凍機の導入が加速し、 レストランのメニューをそのまま再現した冷凍グルメが誕生した点などから、 2022年「今年の一皿(R)」として、 「冷凍グルメ」を発表しました。
▲フォトセッション(左から、滝、野老氏、三浦氏、吉武氏、高橋氏)
発表会では、農林水産省 大臣官房 総括審議官(新事業・食品産業)高橋 孝雄氏にご挨拶をいただきました。また、冷凍グルメの普及を行っている 一般社団法人日本冷凍食品協会 広報部長 消費生活コンサルタント 三浦 佳子氏に登壇いただき、記念品を贈呈しました。三浦氏は「今年は、たくさんの方々に冷凍食品を作っていただき、保管・輸送・販売などさまざまな方々に携わっていただいて、美味しい冷凍食品が皆様のもとに届きました。携わっていただいた皆様、おめでとうございます」とご挨拶されました。
本年の記念品である「野老複重同心波紋皿(ところふくじゅうどうしんはもんざら)」は、美術・建築・デザインの境界領域で活躍されている野老 朝雄(ところ・あさお)氏がデザイン。作品に込めた想いを野老氏は「美味しいごはんは希望なので、少しでもお皿に表現ができればと考えて作りました。このお皿に誇らしく光り輝いてほしい」とお話されました。
左:記念品を受け取る三浦氏 右:記念品について説明する野老氏
◆ 冷凍グルメの歴史や、飲食店における冷凍グルメの今後の展望についてトークセッションを実施
トークセッションには、三浦 佳子氏、若手料理人を対象とした日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35 2022」の審査員を務めた「Restaurant Sola」オーナーシェフ 吉武 広樹氏に登壇いただき「冷凍グルメ」についてそれぞれお話いただきました。
冷凍食品の歴史について尋ねられた三浦氏は「日本の冷凍食品は、102年前にお魚を凍らせたことからスタートしました。その後、1964年東京五輪から1970年大阪万博のあたりで外食産業が発展し家庭では家電製品が普及。消費者のニーズに合わせてどんどん開発されたのが、今の冷凍食品に繋がっています」と歴史を語りました。また「コロナ禍において、日本の冷凍グルメが本格化した」と実感していました。
さらに、2022年に冷凍グルメが本格化した背景として「冷凍技術が進んだことが1つありますが、どこにいてもおいしいものを食べたいというニーズがあり、コールドチェーンによっていつでもどこでもどなたでも、食べたいものが食べたいときに食べられるようになったこと」を挙げました。
続いて、吉武氏に冷凍グルメを販売し始めた背景を伺うと「料理人にとって冷凍食品はネガティブなイメージだったが、2020年以降にコロナ禍で営業ができないときに、お店にある食材を活用するために冷凍機材を調べてみたことがきっかけ」と振り返りました。
冷凍食品を開発・製造・販売する上で「お店と何ら変わらない味を提供できるように日々試行錯誤を繰り返し、みなさんの先入観を変えられるような冷凍商品づくりを意識しています。また、旬を閉じ込めることが冷凍の技術だと思うので、それを日本全国に届けていきたい。」と語りました。
最後に、吉武氏は「地方で獲れた食材を僕ら料理人が調理をし、冷凍グルメとして、国内のみならず世界中の人々に美味しさを届けたい」と意気込みました。
三浦氏は「全国の皆さんや世界の人々に冷凍グルメをお届けできるので、料理人の方々に今後も冷凍技術を用いていただき、一人でも多くの方々に美味しい食品を届けてほしい」と語りました。
▲左から、トークセッション中の三浦佳子氏と吉武広樹氏
◆「今年の一皿(R)」とは
「今年の一⽫(R)」は、優れた日本の食文化を人々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承するためにその年の世相を反映し象徴する食を「今年の一皿(R)」として毎年発表しています。
ぐるなび総研は「今年の一⽫(R)」の発表を通して、日本の優れた食文化を国内外へ発信するとともに、そのさらなる発展へ貢献できることを願っています。ぐるなびは「食でつなぐ。人を満たす。」という存在意義(PURPOSE)のもと、食文化の発展へ寄与することを目指しています。
詳しくはプレスリリースへ
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