活動・飲食ニュース

新百合ヶ丘駅(川崎市)で店舗開業!街の特徴と飲食店事情|都心へのアクセスと豊かな住環境が魅力

2026.07.13

小田急線新百合ヶ丘駅の広々とした改札口付近。行きかう多くの利用者と上部に設置された駅看板。

新百合ヶ丘駅は、川崎市麻生区の中心であり、「芸術のまち」として美しく整備された景観と高い利便性が共存するエリアです。駅前の大型商業施設群と、緑豊かな住宅街が調和し、高所得なファミリー層や音楽・映画を学ぶ学生など、多様で文化的な客層を惹きつけています。洗練された個人店や、品質にこだわる飲食店が長く愛される土壌があり、開業に最適なポテンシャルを秘めています。

本記事では、新百合ヶ丘駅周辺の特徴から、出店傾向、賃料相場、開業手続きに必要な行政窓口まで、最新情報をご紹介します。

新百合ヶ丘駅周辺の基本データ

新百合ヶ丘駅南口の広場と、それを取り囲む大型商業施設の外観
駅南口は歩車分離が徹底されており、お子様連れでも安心して買い物ができる開放的なエリア

駅名・所在地

駅名 新百合ヶ丘(しんゆりがおか)
所在地 神奈川県川崎市麻生区万福寺1

新百合ヶ丘駅周辺の統計データ

新百合ヶ丘駅は、小田急線の乗降人員が1日平均114,816人(2024年度)にのぼる主要拠点です。駅周辺の徒歩10分(半径800M)圏内には約23,000人以上の居住人口が集中しており、極めて密度の高い足元商圏を形成しています。

路線・
利用状況
小田急線:117,280人
総人口 23,436人
世帯総数 10,816世帯
飲食店数 233

※路線・利用状況:各鉄道会社の1日平均乗降人員(2025年度)
※総人口・世帯総数:jSTAT MAP(2020年国勢調査・半径800M圏内)
※飲食店数:食べログ調べ(2026年7月時点・半径800M圏内)

新百合ヶ丘駅周辺の生活属性と消費傾向

新百合ヶ丘は、小田急電鉄が総力を挙げて開発した「新興高級住宅街」の代表格です。世帯平均所得が非常に高く、教育熱心なファミリー層や、時間と経済にゆとりのあるシニア層が中心住民です。消費傾向としては「安さ」よりも「品質」「健康」「こだわり」を重視する傾向が強く、日常的に良質な食サービスを求める土壌があります。

新百合ヶ丘駅周辺の交通と文化

津久井道と新百合ヶ丘駅方面からの道が交わる信号機のある交差点。横断歩道を渡る男性。
北口から坂を下りきった場所にある津久井道。車の交通量が多い主要な幹線道路

新百合ヶ丘駅の利用可能な路線・バス

新百合ヶ丘駅は、小田急小田原線と小田急多摩線が乗り入れる主要ジャンクションです。快速急行を利用すれば新宿まで約23分と都心へのアクセスも抜群です。また、横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸計画(あざみ野〜新百合ヶ丘間)については、将来的な延伸への期待は根強いものの、昨今の建設費高騰などの影響で開業時期は見通せない状況が続いており、今後の動向が注目されています。

駅前のバスターミナルは非常に規模が大きく、たまプラーザ駅やあざみ野駅への路線バスのほか、羽田・成田両空港への直行リムジンバスも発着しており、広域からの集客も見込める交通の要衝です。

各出口の特徴

新百合ヶ丘駅の出口は「北口」と「南口」の2つに分かれており、どちらも歩行者専用のペデストリアンデッキで安全に移動が可能です。駅を挟んで、まったく異なる街の顔を持っています。

  • 北口

    麻生区役所や麻生警察署などの行政施設が集まる、落ち着いた雰囲気のエリアです。駅前ロータリーから階段を下りて直進すると、緑豊かな住宅街へ繋がる大通り(津久井道)の交差点に出ます。この交差点周辺から坂道にかけては、こだわりの個人店をはじめ、地域住民から人気を集める隠れ家的な飲食店が複数点在しているのが魅力です。
  • 南口

    改札を出てすぐの広大なデッキは1階のバスロータリーを囲うように作られており、大型商業施設が集積する新百合ヶ丘のメインエリアです。「新百合丘オーパ」や「新百合ヶ丘エルミロード」、映画館を併設した「イオンスタイル新百合ヶ丘」など便利な施設がズラリと並びます。そのまま通りを抜けると、個性的な飲食店が軒を連ねる「マプレ専門店街」へと道が続きます。

新百合ヶ丘駅周辺の歴史と文化

新百合ヶ丘は、1970年代に小田急電鉄と川崎市によって計画的に開発された街です。もともとは丘陵地帯でしたが、「新百合ヶ丘駅周辺地区拠点整備構想」に基づき、商業施設、住宅街、行政機関が集約された機能的な都市へと成長しました。

特に「芸術のまち」としてのブランディングに成功しており、映画大学や音楽大学の誘致、川崎市アートセンターの設立など、文化的な素地が街のアイデンティティとなっています。この知的な雰囲気が、エリア全体の飲食店に「上品さ」や「質の高さ」を求める傾向を生み出しています。

他業態の動向から見る街の特徴

新百合ヶ丘駅周辺は、川崎市内でも有数の高所得層が居住するエリアであり、生活の質(QOL)を向上させるサービスへの投資を惜しまない層が厚いのが特徴です。そのため、飲食店に限らず、クリニックやサロン、教育施設といった非飲食業態も非常に活発に展開されており、住民の美意識の高さや知的なライフスタイルを反映した街の姿が伺えます。

  • クリニック・サロン

    健康・美容意識の高い住民が多く、審美歯科や美容皮膚科といった自費診療メインのクリニック需要が安定しています。また、落ち着いた住環境を背景に、完全予約制のリラクゼーションサロンやエステなども広く支持を集めています。
    クリニック向き物件を見る
    美容室・理容室向き物件を見る
    サロン向き物件を見る

  • 教育・ジム・物販

    「芸術のまち」を反映して教育熱が非常に高く、進学塾から音楽・アート教室まで充実しています。また、健康志向の住民に向けたフィットネススタジオや、品質を重視する層に向けたセレクトショップ・高級食物販(デリ・ベーカリー等)も活発です
    ジム向き物件を見る
    物販向き物件を見る

  • オフィス・士業

    駅北口に行政機関(区役所・警察署・消防署など)が集約されているため、弁護士や税理士などの士業事務所が多く集まっています。新宿へのアクセスの良さ(急行で約23分)から、都心のサテライト拠点や地域密着型オフィスの場としても機能しています。
    オフィス・事務所向き物件を見る

新百合ヶ丘駅周辺の商業施設・商店街・イベント

新百合ヶ丘駅近隣のマプレ専門店街。新百合ヶ丘駅周辺の商業施設・商店街・イベントなどについて解説。
新百合ヶ丘駅近隣のマプレ専門店街と行きかう人々

商店街・飲食店街・通り

マプレ専門店街

南口の大型商業施設群を抜けた先に広がる、レンガ造りの落ち着いたショッピングストリートです。大手チェーン店とは一線を画す、こだわりの個人経営レストランや隠れ家的なバー、感度の高い雑貨店などが軒を連ねます。駅前の喧騒から少し離れた「奥座敷」のような雰囲気があり、ゆったりと食事やお酒を楽しみたい高所得層や大人たちに愛される、出店ポテンシャルの非常に高いエリアです。

世田谷通り(津久井道)沿い

北口方面を東西に走る幹線道路沿いは、視認性の高い路面物件が点在するエリアです。近隣住民の生活導線であるとともに、車やバスを利用する広域からの来客も見込めるため、地域密着型のベーカリーや、デリバリー需要も取り込めるロードサイド型店舗としての魅力があります。

駅前ペデストリアンデッキ周辺

駅周辺を広く覆うデッキは、単なる移動経路ではなく、常に多くの人が行き交う新百合ヶ丘の「顔」とも言える場所です。テラス席を設けた開放的なカフェや仕事帰りにサッと立ち寄れるバル業態など、デッキからの視認性と導線を活かした空中階店舗にも安定した集客が見込めます。

商業・文化施設

新百合丘オーパ (OPA) & エルミロード

駅南口に直結する新百合ヶ丘のランドマーク的商業施設です。平日昼間はゆとりある主婦層、休日はファミリー層で絶えず賑わい、街の飲食需要の中心を担っています。

イオン新百合ヶ丘店 & イオンシネマ

大型スーパーと映画館を併設した複合施設です。シネコンがあることで、休日のレジャーやレイトショー視聴前後など、映画鑑賞に紐づく飲食需要が安定して発生します。

川崎市アートセンター

北口側に位置する劇場と映像シアターを備えた文化施設です。演劇や落語などを楽しむ文化愛好家が訪れるため、終演後の余韻を楽しめる落ち着いた飲食店が重宝されます。

イベント・お祭り

アルテリッカしんゆり(川崎・しんゆり芸術祭)

毎年ゴールデンウィークを中心に開催される大規模な芸術祭です。期間中は市外からも多くの人が訪れ、周辺飲食店では観劇前後の予約や飛び込み客による需要がピークを迎えます。

しんゆりフェスティバル・マルシェ

南口デッキで定期的に開催される、関東最大級のマルシェイベントです。実店舗の認知拡大や、地域に根ざしたファン作り(CRM)の場として大いに活用できるプラットフォームです。

新百合ヶ丘駅周辺の市場相場

マプレ専門店街メイン通りの裏にある、店舗の並ぶ飲食店街。軒を連ねる看板や店舗入り口の様子
マプレ専門店街メイン通りの裏に立ち並ぶ、落ち着いた隠れ家的な店舗が集まる

新百合ヶ丘駅周辺にはどんな飲食店が多い?

カフェ・喫茶店・ベーカリー

「芸術のまち」にふさわしく、優雅なティータイムを楽しめるカフェや、こだわりのパンを提供するベーカリーが駅周辺に充実しています。商業施設内での買い物休憩はもちろん、学生の自習や、地元住民のコミュニティの場として日常的に利用されており、テイクアウト需要も非常に高い業態です。

カフェ・喫茶店向き物件を見る
ベーカリー向き物件を見る

イタリアン・フレンチ

ワインと共に落ち着いて食事を楽しめる、トラットリアやビストロが人気を集めています。特に南口の「マプレ専門店街」や北口の路面店には、シェフの顔が見える隠れ家的な名店が点在しており、週末のディナーや特別な日の食事として、地元の食通たちから厚い支持を得ています。

イタリアン向き物件を見る
フレンチ向き物件を見る

和食・寿司・ファミリー向けダイニング

三世代での利用や、休日の家族だんらんを見込んだ、清潔感のある和食店や寿司店も需要が高いです。商業施設のレストランフロアには大手チェーンも入っていますが、路面店では「少し贅沢な日常食」を提供する、個室完備や広めのテーブル席を持つ店舗が重宝されます。

和食向き物件を見る
寿司向き物件を見る

新百合ヶ丘駅周辺の飲食店の値段相場

ランチ帯: 1,000円~1,800円
ディナー帯: 3,000円~6,000円

新百合ヶ丘の飲食店相場は、大衆的なエリアと比較するとやや高めの単価設定が受け入れられやすい環境です。ランチ帯は1,000円台半ばの「プチ贅沢ランチ」や、デザート・ドリンク付きのセットメニューが女性客を中心に人気です。

一方で、ディナー帯は3,000円〜6,000円が主流で、良質な食材やワインを提供する店舗であれば、客単価7,000円以上の高価格帯でも安定した集客が見込めます。

※食べログ調べ(2026年5月時点)

新百合ヶ丘駅周辺の店舗物件の相場

「居抜き店舗.com」に掲載した物件データに基づく、新百合ヶ丘駅および周辺主要駅の平均的な家賃相場です。ご自身の検討されている坪数(20坪を境とした区分)に合わせて参考にしてください。

  ~20坪 20~50坪
新百合ヶ丘駅 19.7万円
(1.8万円/坪)
70.8万円
(2.3万円/坪)
向ヶ丘遊園駅
小田急線
23.3万円
(1.8万円/坪)
41.4万円
(1.4万円/坪)
町田駅
小田急線
27.1万円
(2.1万円/坪)
58.3万円
(1.9万円/坪)
登戸駅
小田急線
30.4万円
(2.0万円/坪)
52.9万円
(1.6万円/坪)
たまプラーザ駅
バス路線
21.5万円
(1.5万円/坪)
48.2万円
(1.5万円/坪)

2026年5月時点の情報です。
このデータは「居抜き店舗.com」の登録物件を基に独自の集計ロジックによって算出しています。
掲載中物件の平均金額とは異なる場合があり、その正確性について保証するものではありません。

新百合ヶ丘駅周辺の開業準備とエリア戦略

晴れた日に新百合ヶ丘駅北口側から見た麻生区総合庁舎の外観
新百合ヶ丘駅北口からすぐの麻生区総合庁舎

新百合ヶ丘駅周辺は、川崎市麻生区の行政機能がコンパクトに集約された「官民一体」のエリアです。飲食店開業に不可欠な保健所、消防署、税務署などが徒歩圏内に揃っているため、準備段階での移動負担が少なく、スムーズな申請業務が可能です。

行政施設

麻生保健所(麻生区役所内:麻生保健福祉センター)

飲食店の営業許可申請をおこなう窓口です。新百合ヶ丘駅北口から歩いてすぐの麻生区役所内にあります。お店の図面ができた段階で、内装工事が始まる前に早めに相談へ行くと安心です。

名称 麻生保健福祉センター
住所 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-5-1

麻生消防署

火を扱う飲食店なら提出が必要な「防火対象物使用開始届出」などの窓口です。区役所のすぐ隣にあるため、保健所とセットで回りやすいのが嬉しいポイント。厨房の設備などによって必要な準備が変わるため、事前に確認しておきましょう。

名称 麻生消防署
住所 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-5-4

麻生警察署

深夜0時以降にお酒をメインで出すバーや居酒屋などを営む際に必要な「深夜酒類提供飲食店営業」の届出先です。新百合ヶ丘は静かな住宅街が近いエリアも多いため、深夜の営業ルールや音の配慮などについて相談しておくとスムーズです。

名称 麻生警察署
住所 神奈川県川崎市麻生区古沢86-1

川崎西税務署

個人でお店を始めるときの「開業届」や、節税に繋がる「青色申告」の手続きをおこなう場所です。こちらは南口側にあります。インボイス制度の対応など税金関係の基本となる窓口なので、忘れずに足を運んでおきましょう。

名称 川崎西税務署
住所 神奈川県川崎市麻生区上麻生1-3-14

新百合ヶ丘駅周辺主要駅のお役立ちレポート

近隣主要駅との特性の違いを理解することで、自店のコンセプトがどの街に最も合致するか、戦略的な判断が可能になります。

町田駅

新百合ヶ丘から急行でわずか1駅。小田急線とJR横浜線が交わる巨大商圏です。学生から高齢層まで幅広い人が集まり、昼夜問わず活気があります。チェーン店から個性派まで多彩な飲食店が揃う激戦区で、トレンドを意識したお店やリーズナブルな業態が多いのが特徴です。
町田駅のお役立ちレポートを読む

登戸駅

小田急線とJR南武線が乗り入れる駅で、大規模な区画整理によって街並みが大きく変化しています。都心へ通勤するファミリー層を中心に新住民が急増しており、ライフスタイルに合わせたおしゃれなカフェやビストロなどの需要が高まっている注目のエリアです。
登戸駅のお役立ちレポートを読む

向ヶ丘遊園駅

登戸の隣駅で、大学のキャンパスが近いため学生の活気にあふれる一方、自然も豊かな住みよい街です。学生向けのリーズナブルな飲食店と、地元ファミリー向けの落ち着いたお店が共存しており、再開発による新しい変化も楽しめる独特の魅力があります。
向ヶ丘遊園駅のお役立ちレポートを読む

たまプラーザ駅

新百合ヶ丘駅からバスで約20分。東急田園都市線のブランドエリアで、新百合ヶ丘と生活水準や雰囲気が近く、両駅を行き来する人も少なくありません。トレンドに敏感な層が多く、質の高いベーカリーや自然派レストランなどが好まれる傾向があります。
たまプラーザ駅のお役立ちレポートを読む

まとめ:新百合ヶ丘駅周辺での店舗開業において

新百合ヶ丘は、「芸術のまち」としての品格と豊かな住環境を併せ持つ魅力的なエリアです。
住民は「安さ」よりも、食材へのこだわりや心地よい空間といった「体験価値」を大切にする傾向があります。大型商業施設による昼の賑わいと、住宅街による夜や週末の安定したニーズが共存しており、一度ファンを掴めば地域に長く愛されるのが大きな特徴です。
住民の日常に彩りを添えるような、こだわりの詰まったお店をぜひ新百合ヶ丘で形にしてみませんか?



この記事をシェア

こちらの記事も読まれています

居抜き物件を探す - 注目物件

居抜き物件の内覧会に参加する