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外食産業8月、台風が営業時間に影響するも、お盆需要とインバウンドの増加で売上好調
2024.09.27
一般社団法人日本フードサービス協会より、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2024年8月度の集計結果が発表。「外食産業市場動向調査」は新規店も含めた「全店データ」を業界全体及び業態別に集計。なお2019年同月比については、新型コロナの5類移行から満1年が経過したため、2024年5月度を以て掲載を終了。以下リリースより。
外食市場 2024年8月の動向
<全体概況>
8月は、観測史上最高の気温となった西日本をはじめ全国的に高い平均気温のなか、3つの台風が各地に大雨被害をもたらした結果、前年より土曜日が1日多い曜日周りであったにもかかわらず臨時休業や営業時間短縮の店舗が続出した。
しかし、お盆休みと過去最多の訪日客数が外食需要を押し上げ、外食全体の売上は前年比109.3%となった。
<業態別概況>
ファーストフード業態
- FFは好調が続き、売上109.6%となった。
- 「洋風」は、11日まで続いたパリ五輪の在宅需要やお盆需要が貢献し、売上は107.8%となった。「和風」は、新メニューの導入が奏功し、売上116.3%。「麺類」は、猛暑に対応した冷たいメニュー、辛いメニューが売れ行き好調、売上は110.9%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、台風の影響を受けたが土曜日が1日多かったことがプラスとなり、売上は102.4%となった。「その他」は、「カレー」の価格改定や「アイスクリーム」の季節キャンペーンで、売上112.2%となった。
ファミリーレストラン業態
- FRは全体売上109.9%となった。「洋風」は、メニュー改定や販促キャンペーンの実施で、売上110.1%。「和風」は、台風による時短営業や南海トラフ地震情報によるイベント中止などがあったものの売上は好調、112.0%となった。「中華」は、テイクアウトのネット予約サービスの拡充などにより、売上112.5%。「焼き肉」は、休日の国内需要とインバウンド需要が堅調で、売上103.9%となった。
パブ・居酒屋業態
- 「パブ・居酒屋」は、南海トラフ地震情報や台風の影響もあったが、お盆の集客はおおむね堅調で、季節メニューの好調とあいまって、売上は103.7%となった。
ディナーレストラン業態
- 台風による臨時休業で予約キャンセルもあったが、それを埋め合わせるだけのフリー客やインバウンド客があり売上106.7%となった。
喫茶業態
- 台風で一部店舗が休業を余儀なくされるなど集客に影響が出たものの、新メニューや冷たいメニュー、季節キャンペーンなどが好評で、オフィスやターミナル、百貨店での営業が好調、売上は108.2%となった。
資料提供:一般社団法人 日本フードサービス協会
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