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外食産業10月、キャンペーンやインバウンド需要の好調もあり、売上堅調

2024.11.29

一般社団法人日本フードサービス協会より、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2024年10月度の集計結果が発表。「外食産業市場動向調査」は新規店も含めた「全店データ」を業界全体及び業態別に集計。なお2019年同月比については、新型コロナの5類移行から満1年が経過したため、2024年5月度を以て掲載を終了。以下リリースより。

外食市場 2024年10月の動向

<全体概況>

一般社団法人日本フードサービス協会(略称:JF=ジェフ 本部:東京都港区 会長:久志本 京子)は協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2024年10月度の集計結果をまとめました。 「外食産業市場動向調査」は新規店も含めた「全店データ」を業界全体及び業態別に集計しております。 なお2019年同月比につきましては、新型コロナの5類移行から満1年が経過したため、2024年5月度を以て掲載を終了いたしました。 

<業態別概況>

ファーストフード業態

  •  FFは前年対比の売上106.6%となった。  
  • 「洋風」は期間限定の季節メニューや、ゲーム業界とのコラボ企画が好評で、売上は104.3%となった。「和風」はCMによる訴求や値引きキャンペーンで集客し、売上112.2%。「麺類」は郊外ロードサイド店舗の拡充や、高温傾向により冷たいメニューが堅調、観光地での訪日外客の賑わいもあり、売上は112.1%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、休日数が少なかったことなどによる客数減もあったが、売上は100.4%となった。「その他」は「アイスクリーム」「ドーナツ」がハロウィーンのキャンペーンで売上を伸ばし、前年比106.6%となった。 

ファミリーレストラン業態

  • FRは全体売上105.7%となった。 
  • 「洋風」は、月初及び月末の悪天候がやや影響したところもあったが、クーポンや期間限定のデザートなどの好評もあり、売上106.7%となった。「和風」は、高温で鍋メニューが振るわなかったものの、秋メニューのフェアが奏功したことなどから、売上106.5%となった。「中華」は特産食材のキャンペーンが奏功し、また創業記念クーポンにより集客したところがあり、売上103.8%。「焼き肉」は、休日が一日少ないことの影響で、客数に影響があったものの、価格改定とキャンペーンの効果により、売上102.7%となった。  

パブ・居酒屋業態

  • 「パブ・居酒屋」は、ビジネス街立地の店での休前日の好調に加え、インバウンドの集客が増え、売上堅調。高温傾向により日本酒の熱燗などは振るわなかったが、ビールの売れ行きが堅調で、売上104.6%となった。 

ディナーレストラン業態

  • 休日が少ないことなどで客数に影響があったところが一部あったが、インバウンド需要の好調が続き、売上101.3%となった。  

喫茶業態

  • 10月に入っても続く高温傾向により、冷たい飲み物が好調、テラス席の需要もあり、前年比107.6%となった。  
外食産業10月の売上高と店舗数の伸び率推移データ外食産業10月の全店時系列データ、前年同月比のグラフデータ
リリース本文は、こちらのURLからご覧ください(PDF)

資料提供:一般社団法人 日本フードサービス協会

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